『現代短歌新聞』2019年11月号
①「谷岡亜紀氏に聞く」〈評論を書くのは、資料調べなどの元手もかかるし、短歌史への理解の蓄積がないと書けないし、ずっと苦しい、苦しいと思いながら書いてきた…。〉ですよね。激しく同意。苦しいんだけど書きたい、この矛盾。
②北岡晃「齋藤史生誕一一〇年」〈筆者のこの一首について、八十七歳の史先生の批評は、わずか一言、「ポーズがある」であった。〉…怖い怖い。齋藤史にこんな批評されたら、しばらく歌作れないよね。
③光本恵子「視点」〈潮流の青い匂ひだ 戸が動き 砕けるものがあらはに見える 太田静子〉 昭和十二年の歌。太田静子が口語自由律短歌を詠んでいたことは知らなかった。戦前の口語短歌をもっと読んでみたくなる。挙げられている歌はどれも「モダン」な感じ。
④光本恵子「視点」つづき この文で映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」が紹介されている。これは見なきゃいけなかった映画では、と思ってたら、今日太田静子役の沢尻エリカがとんだことに。映画見るの難しくなるかな…。
2019.11.15.~16.Twitterより編集再掲