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『短歌往来』2020年2月号

①藤島秀憲「今どきのおもしろい歌」〈今どきのおもしろい歌は描写に長けている。レトリックというよりも、むしろ写生である。〉歌に沿って、論が明解に展開されている。私は短歌で面白さを狙うのは難しいと思ってるけど、この論にはうなずくところが多かった。

②持田鋼一郎「BC級戦犯の歌」 巣鴨遺書編纂会編の『世紀の遺書』から手記と短歌を引いた論。以前、特攻隊員の辞世の歌を調べたことがあるからか、この論に深く心を打たれた。 椰子の茂る南の土と我はなる歩みし道は人ぞ知るらん 山口春男(元海軍二等兵曹 二十二歳で刑死)

2020.2.5.Twitterより編集再掲