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あかり、ともるとき〜東京都庭園美術館

東京都庭園美術館に行ったことがありますか?

美術館という名前ですが、
宮殿のようなところです。
建物もお庭も本当に美しい。

元々は、昭和初期の、宮様の邸宅なんだそうです。
明治天皇の第8皇女、允子(のぶこ)様が
パリで、その頃流行していた最新ステキ建築(アール・デコ)を学んで来られ、

ものすごく気合を入れて
細部のデザインにまで、ご自身でも携わって
作り上げた
「おしゃれ」と「かわいい」と「上品」を詰め込んだ、キラッキラのお家。

しかし、允子様は完成直後に薨去されてしまう。
42歳。
えーーー!!!そんな!!!
どれほどご無念だったことでしょう…!!!

允子様のご家族が去られたあと、
邸宅は、吉田茂首相の公邸となり、
さらに迎賓館として国賓のおもてなしに使われていたそうです。
そしていまは美術館に改装され
私のような庶民に見せて頂けるようになったというわけですね。
ありがたや…

この秋は、「あかり、ともるとき」という
オシャレ照明にフォーカスした展示が
開催されています。

秋の美しい日差しに
允子様の夢のお屋敷を訪れ
広々としたお庭を歩くと
本当に贅沢な気持ちになれるので
おすすめです。
なんとも素敵な空間でございました。

このギザギザデザインがアール・デコ
「女の子部屋」のかわいすぎる天井照明
書斎の机。複数の窓があって、机を回転しながら光を取り入れて作業できるらしい。斬新!
日本庭園にはお茶室も
外観
広い芝生のお庭
秋のひとときを楽しめる場所

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