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二十一 僅かな光明/アルカナ眠る君に噓はつけない

──ごめん。暫く時間をくれ……。
 そう智樹に告げられて半月が経とうしていた。互いに心の整理が必要。今まで通り親友でいられるのは無理かもしれない。美紅まで捨ててしまったのだから自業自得だと、悠真は独り静かにアトリエに籠もった。
 あの旅以来、義兄の連絡もなかった。

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1,744字
某BL雑誌でA賞を取った作品です。 完結しています。全27章。凡そ75000字です。 18禁指定。少しハードなBLです。

義父の通夜で初めて義兄<仁>の存在を知る悠真。実父を憎む冷淡さがありながら禁欲的で支配性すら感じる魅力に悠真は不覚にも魅せられてしまう。目…

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