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母の日と実母
Happy Mother’s Day!!
世の中のお母さん達、おめでとう。そして、お疲れ!
というわけで、今年の母の日は息子から花をもらった。
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いやぁ、気持ちが嬉しい。ま、先週あたりに来週母の日やでという図々しい声かけはしたけども。あはっ。
毎年の母の日、18歳で仕事を始めてから、カナダとドイツにいる時以外は、毎年実母にプレゼントをしている。
本当に何かあげたい気持ちが半分、義務半分。それというのも、前々から書いているが、うちの母はめんどくさいタイプの女であるからだ。
例えば、プレゼントをすると決まって言うのが
「いらんのに。お金もないくせに」
とか言い放つのだ。ありがとうの一言がそんなに難しい?と思うが、こういう人なのだ。
うちには長年猫がいたので、切花は飾れず必然と鉢植えをプレゼントしていたのだが、
「なんかあんまり花ついてないわ」
「もう植え替えするとこない」
「いまいちやわ」
などとネガティブなことしか言わない。否定的に物を言う癖が直らない。これはプレゼントに限らず、私がやる80%ぐらいのことに否定的な物言いをする。本当に疲れる。
他人であれば関わらずに生きていくタイプの人間だが、実母なので逃げるわけにもいかず、毎回やりきれない思いをしながらプレゼントを渡す。
そんなならいっそのこと渡すなよと思われるだろう。わかるよ、私も他人事ならそう言ってた。
めんどくさい女というのは、何もあげなかったらあげなかったで文句を言うのだ。
「〇〇さんは、子供からこんなんプレゼントされてた」
「〇〇さんは、子供が始終世話をしてくれる」
「〇〇さんは、子供が旅行に連れて行ってくれる」
等々。ここまで読んで、え?そんなお母さんおる?と思った人!あなた幸せよ。
母と話すと高確率でHPを削られ、気持ちのモヤモヤが溢れる。誕生日にもプレゼントを渡すのだが、コートを買えば「丈が長すぎるし、重い」とか言うので一緒に選べる時以外は服のプレゼントはやめにした。
一時が万事こんな調子なので、父親や兄弟がいればなるべく距離を取りたいところだが、悲しいかなそれらの家族は存在しない。なにがあっても完全に捨てることはできないので、自分の気持ちに折り合いをつけ付き合っていくしかない。
だから、息子のダメな部分などはなるべく話さない。間違って口を滑らすと、「あんたの育て方が悪い」と言われるからだ。「あんたがそんなだから〇〇(息子)がそうなる」とくる。
毎回そんなことを言われるたびに内心「いやいや、特大ブーメラーン。そんな私を育てたのはあんたやでー」と思っている。
そういったロジックが彼女には通用しない。自分が全て正しくて、他は間違っているのだ。私も似たようなところがあるので、日々気をつけている。
今年は、鰻とウォーキングに使えるパーカーを贈った。鰻はオイシックス(宅配食品業者)で、1人で食べやすい小分けにされた冷凍ものが売っていたので、予約した。
電話で言うと「冷凍庫いっぱいやのに」といつもの如く言っていたが、到着当日「着きました!ありがとう!」と珍しくお礼がLINEで送られてきたので、電話した。そしてパーカーのことを言っていなかったので
「あ、ウォーキングに使えるパーカーも送ったねん。これから暑くなるから着ると体感マイナス7度っていうの選んだからね」と言うと
「暑い時間になんて歩かへん」
はい来たー、通常営業。いやいや、夏場いくら日が落ちても暑いやろがい。はぁー疲れる。
実母が一時が万事そんな風になので、私は自分の息子になるべく否定的なことを言わない。どんなものをプレゼントされても、盛大に喜ぶ。褒め倒す。そして、ありがとうと言う。
プレゼントの時は上手にできるが、気をつけなければならないのが、息子の行動についてだ。ついつい癖で否定的な意見を言ってしまう時がある。毎回反省しながら、自己嫌悪に陥り、次はやるまいとかたく心に誓うのだ。
人は、育てられたようにしか育たないが、自分が嫌だったことを続けていかない選択は出来る。凄く労力がいり、へとへとになることもあるけれど、それでも負の連鎖を止めるにはがんばるしかない。
※お写真お借りしました。ibaraki_nakaiさん、ありがとうございます。