電気(とくに強電)系エンジニアになるあなたに
絶対に!
感電したことのある電圧を誇るようなエンジニアにはならないでください。
ちょいちょいいます。「おれ、400Vでふっとんだことがある」とか「200Vくらいなら、まあいける」「100Vとか大丈夫だよ、何度でも経験あるもん」とか言うひと。
感電経験を武勇伝みたいに語る電気系エンジニアにはなってはいけません。恥の極みです。
感電しているってことは、電気が体を流れたってことです。電気系エンジニアは目に見えない電気を相手に作業します。一度間違えると死んだり、大けがをするようなものです。電撃症の予後はひどく、血管の壊死により手先の切断を余儀なくされることもあります。
死んだり、怪我をすれば本人や家族も苦しみます。また、職場にも迷惑をかけるのです。
だからこそ、
1. 使用する検電器がちゃんと動作するか、テストボタンを押したり、明らかに通電しているとわかっている回路で動作確認する。
2. 触れる回路に検電器を当てて、停電状態であることを確認する。
3. ブレーカー操作を勝手に行えないように鍵をかけたり操作禁止表示をする
といった手順をとっているはずなのです。
強電系のエンジニアとしてやっていく人は、決して感電した電圧の大小を誇るような人にはならないでください。事故なく、無事に完了した作業の数を誇るようにしましょう。
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