ワクチン接種はアルツハイマー発症のリスクを下げる
最近報告された認知症予防に関連する情報で、気になったものをピックアップしています。
高齢者へのワクチン接種はアルツハイマー発症リスクを減らすらしい
米国のテキサス・ヘルス・サイエンス・センター大学で、2年間の振り返り期間中に認知症がなく、8年間の追跡期間開始時点で少なくとも65歳になっていた患者を対象とした後ろ向きコホート研究の結果、
ワクチン接種した人の発症率が、接種していない人に対して以下のように少なかった、と言います。
成人用三種混合(百日咳、破傷風、ジフテリア) 30%減
帯状疱疹ワクチン 25%減
肺炎球菌ワクチン 27%減
インフルエンザ・ワクチン 40%減
帯状疱疹ワクチンは最近TVでCMを見かけます。50歳以上の方への接種が勧められていて、自治体によっては費用を助成しているところもあります。
肺炎球菌ワクチンのCMはもっと以前からよくやっていて、ご覧になった方も多いと思います。
こちらは、基本65歳以上の成人に接種が勧められていて、公費助成も行われています。
BCGがアルツハイマー病のリスクを20%下げるらしい
別の研究では、BCGがアルツハイマー病のリスクを20%下げると報告されています。
BCGワクチンは、一般には結核の予防として知られていますが、一部の膀胱がんにも治療としても用いられています。
対象の膀胱がんと診断された患者6,467人を15年以上追跡調査した結果、BCGワクチンを接種した患者は、アルツハイマー病および関連する認知症のリスクが20%低下した、ということです。
ひと言
なぜワクチン接種がアルツハイマーのリスクを減らすのかはわかっていませんが、免疫システムとの関連でなにかありそうです。
免疫機能を低下させないことは、他の病気と同様に、認知症予防にも大事なことだと思います。(運動と休息のバランス、ストレスを減らす、腸内環境を整える、体を温めるなど)
ワクチンに関しては、センシティブな問題を含んでおり、打つ打たないは個人の自由ですので、とくにコメントは控えます。
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