Plug and Play Kyoto, 2021 Highlights
2021年、Plug and Play Kyotoは開設から2年目を迎えました。2020年に引き続き、新型コロナウイルスの感染状況に対応が求められた一年でしたが、そんな中でも京都オフィスでの365日を振り返りたいと思います。
New Materialsプログラムがスタート!
2021年6月からスタートしたNew Materialsプログラム。新素材に関するイノベーションを探索するプログラムです。Healthに続き、京都での2つめのプログラムとなりました。
COP26も開催され、SDGsへの関心がいちだんと高まった2021年。日本はアジア諸国の中では優等生と言われるほど達成率は高いものの、環境問題に対するアクションに関しては依然として課題を抱えています。地球規模で喫緊の課題とされている環境問題、特に二酸化炭素排出量削減(カーボンニュートラル)に対する取り組みにおいては、新素材や新技術への切り替えが不可避となっています。
「Deep Tech領域にどんなスタートアップがいるのか?」については、プログラムに採択されたスタートアップの一覧を、以下のeBookからお読みいただけます。
企業パートナーとのイノベーション文化醸成イベント
昨年に続き、オンラインイベントを多く開催した1年となりました。特に、企業パートナー各社と行ったウェビナーは各社のニーズに合わせてシリーズ化して展開。30人程度の小規模なものから、300人を超える全社横断的なイベントまで、さまざまなテーマや構成で実施しました。
大手企業の新規事業部門は、未だ発展途上段階にある技術の可能性を発掘・探索することがミッションのため、既存の事業部からその価値を理解されづらく、社内で孤独になりがちです。また現場の方にとっても「スタートアップ」という存在は知ってはいても、実際に話を聞いたり、カジュアルに質問をしたりといった機会がコロナ禍で減少しています。
そういった課題を解決するため、ヘルスケア業界や素材・化学業界で注目されている領域のスタートアップを紹介して企業パートナー各社の社内理解を促進するとともに、イノベーション文化を醸成するため、さまざまな形でイベントを実施。「オープンイノベーションとは?」「スタートアップとは?」といった初歩的な内容から、社会に求められている新規事業を生み出すアイデアソンまで、20件以上のイベントを実施しました。
スタートアップエコシステム
HealthプログラムBatch 2から生まれた協業事例がこちら。アクセラレータープログラムを通じて生まれたスタートアップどうしの連携により、企業パートナーも含めたプロジェクトが立ち上がりました。
また国立循環器病研究センターとも連携を締結し、大手企業や大学、自治体に加え、新たに研究機関を巻き込んで、さらなる包括的なスタートアップ・エコシステムを目指しています。
Summitを実施
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、去年はオンラインで実施していたSummit。感染対策を講じつつ、今年はついにオンラインとオフライン同時開催のハイブリッド形式で実施。海外のスタートアップも、時差にも負けずzoomからリアルタイムでピッチ登壇してくれました。
Summitの詳しいレポートは以下のエントリからお読みいただけます。
チーム拡大!!
新しいプログラムのスタートに伴い、Plug and Play Kyotoチームもフルタイム5人から9人へと拡大。
(↑3月。↓9月)
急に人が増えすぎて混乱してきたので、心を落ち着かせるためにみんなで座禅に行きました。
(南禅寺禅センターにて。心洗われるひととき。)
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緊急事態宣言も解除となり、国内からの観光客も戻り始めている京都。ゆったりとした時間と心洗われる静かな環境、そしてスタートアップを育てようという熱意あふれるコミュニティが京都にはあります。来年はより多くの方をお迎えすることをPlug and Play Kyoto一同楽しみにしています。
スタートアップ・エコシステムにご興味のある方、京都へお越しの際はぜひPlug and Play Kyotoへお立ち寄りください。みなさま良いお年を!!
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