[アニメ感想] お嬢と番犬くん:別の意味でクセになる極道ラブコメ
極道もの少女漫画というジャンルがあることをわりと最近知りました。
これはそれにあたります。
正直な感想です。
原作ファンの方には申し訳ないことも書くかもしれませんが、意見が一致する部分もあるかもしれません。
組長の孫娘と、それを溺愛する世話係の若頭の物語。
ワルに憧れる女子の妄想を具現化した系でしょうか。
たぶんこういうのは、クラスのマドンナ的な子がヤンキーと付き合う系の究極のやつなのだと思います。
主人公の一咲は組長の孫娘ということで中学までは何となく周りに距離をおかれて、内気な性格も相まって孤独な子供時代を過ごしていました。
なので、普通の女子高校生として青春したり恋愛したいと考え、自分の素性を知られていない遠くの高校に入学します。
それから彼女は自分の世話役である十歳年上の若頭 啓弥に密かな恋心を抱いており、極道とは別の道に行くのだと思いも彼女にはあるのでした。。。
で、いざ高校に行くと、制服を着た啓弥がいると…。
過保護な啓弥は一咲が心配すぎて自分も強引に高校生に成りすまして入学しちゃったのでした。
という感じで、啓弥は一咲を異常なほどに溺愛してるんだけど、それが親心としてなのか恋愛的な意味もあるのか、どっちなんだ…モヤモヤドキドキなお話。
なんだけど、やっぱり極道ものの少女漫画は設定にどうもリアリティを感じられなくてなかなか物語に入り込めないという難点が立ちはだかります。
極道ってゆうか暴力団ですからね。。
これは私の個人の問題なんだけど、少女漫画はファンタジーであるわけだけど、ファンタジーであるからこそリアリティを求めてしまいます。
啓弥が割とサイコパスで人間の心理も分かってない感じがすごくいいなとは思いますが、本当だったらもっともっと裏の顔があっておっかない感じだと思います。
少女漫画でもそこまで描いてもいいのかもって思いますが、どうしてもソフトになってしまうのよね~。
それはさておき、このアニメにはそれとは別次元の特徴がありました。
これは原作ファンの人たちも思うことがたくさんあるかと思います。
そうなんです。。。このアニメ、今どきめずらしく、作画崩壊がすさまじかったのです。
いやちょっと制作している人の仕事環境や体調などが心配になるほどに作画が崩壊していました。
崩れて行く美女とイケメン…。死んだような目の登場人物たち…。
だんだん私はそれがクセになっていきました。
けっこう唐突にエロい展開になったりするんですけどね…作画がどえらく崩壊してて、ひぃ~ってなることが多々ありました。
美しい絵柄の原作だからこそ、これはショックを受けてる人が多かったのではないかしら…。
でも、私は逆にそこにドはまりしてしまいました。
もしもこれが、神レベルの作画でやられていたら、エロすぎて見れなかったかもしれません。
いろいろと、女子が憧れるワルなイケメンにやってほしいことが連発でした。作画崩壊しながら。
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