[アニメ感想] まおゆう魔王勇者:戦争を終わらせる
『まおゆう魔王勇者』は、2ちゃんねるのスレッド「魔王『この我のものとなれ、勇者よ』勇者『断る!』」で、即興的に連載されていた小説が原作である。
原作は、戯曲のように会話のみで進められる物語である。
そして、登場人物の固有名詞も存在せず、「魔王」「勇者」などになっている(2ちゃんの板の仕様による)。
人間と魔族との戦争が続く世界で、人類最強の力を得た「勇者」は仲間を置いてひとり「魔王」の城にやってきた。
そしてそこで「魔王」と出会い、戦うはずだったのだが…。
「魔王」から自分の所有となれと契約を申し込んでくる。
「勇者」はその契約を一度は断ったものの、「魔王」の目指すものが、戦争を終わらせてよりよい世界を作ることと理解し、契約を受け入れる。
「魔王」は農業、経済など、多岐にわたる分野において豊富な知識を持っており、戦わずして戦争を終わらせるための活動を始める。
RPGぽい設定や、絵柄にすっかり騙されて、また冒険もののファンタジーなのかな…と思いつつ見始めて、私は不意打ちを喰らって、思わず泣きそうになってしまった。
ものすごく胸を打つ物語だった!!!!!!
「魔王」が目を輝かせて言う。
「戦争を終わらせる」
「魔王」は丘の向こうの景色が見たいんだ…と「勇者」に語る。
丘の向こうの、争いや飢えのない新しい世界。
誰もがちゃんとした教育が受けられる世界。
昨日まで敵同士だった者たちが協力して経済を回している世界。
私も「魔王」が言う、丘の向こうの世界が見たいよ。
しかもエンディングが私がとても尊敬している音楽家の 新居昭乃さんだったので震えてしまった。
この声で私は浄化される。。
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