[コラム] 滅亡を描いた物語14発+おまけ
PJさんが、自身の創作大賞応募作品『Dr.タカバタケと『彼女』の惑星移民』に絡めた企画、『もし〇〇後、地球が滅びるなら、、、』を開催中です。
2024/6/19まで
滅亡系女子な私としては、期間中に何回か滅亡させたいわけですよ。
でも滅亡系じゃない人にとっては、どうやったら滅亡するの? ってわからないこともあるかもしれないよね。
というわけで、強引だけど、この記事では、私が好きな滅亡系物語をいくつか系統にわけて一方的に紹介したいと思います。
滅亡系ってSFでは定番のテーマなので、それこそ星の数ほどあります。
私の好みは偏っていますのであしからず…。
<映画>インターステラー
気候変動や災害などで地球に住めなくなっちゃう系です。
いよいよ地球に人類が住むことがムリになってきて、移住先の惑星を探しに行く物語。
これ、詳しく言うとネタバレになってしまうので難しいんだけど、単なる惑星移住ものではないんですよ。
ゴリゴリのハードSFだし、めちゃくちゃ物理学ロマンだし、サイケデリックなのです。
ヒントをひとつ…。ブラックホールなのです。
<映画>宇宙戦争
好戦的な宇宙人が攻めてくる系です。
スピルバーグが映画化したバージョンを挙げたいと思います。
なす術もなく一方的に攻撃される恐怖が徹底的に描かれています。
人間もこえーし…。
『E.T.』と同じ監督とは思えないほどに容赦ないのです。
人類が滅亡するときは、こんな恐怖の中じゃないといいなと思います。
ちなみに、宇宙人と言えばタコ、タコの宇宙人と言えば火星人、というイメージがあるのはH・G・ウェルズの原作の挿絵の影響だそうです。
<小説>幼年期の終り
友好的な宇宙人がやってきたけど…系。
『2001年宇宙の旅』のアーサー・C・クラークによる、宇宙人とのファーストコンタクトからその後を描く物語。
あんまり書くとネタバレになってしまうのだけど、人類が人類でなくなってしまうというか、本当にそれでいいのか?? ってやつである。
<映画>ディープ・インパクト
巨大隕石衝突系。
『アルマゲドン』と同じ時期公開でテーマも同じだけど、こっちの方が好きかも。
滅亡を前にした群像劇になっていて、どこなく青春の香りもしてしまうのだ。
車がひしめき合う道路をバイクで逃げて行くシーンがあるんだけど、3.11の時に東京でまさに私はバイクニケツで超渋滞の道路を走っていて、ディープ・インパクトみたいだなって思った記憶。
あの光景はまじで終焉の始まりのようだった。
<小説>ザ・スタンド
致死率の高いウイルスのパンデミック系…と思わせといて…。
スティーヴン・キングの作品なので、そんな生易しいものではありません。
ウイルスはまあ…最初の舞台を作るための装置でしかありません。
殺人ウイルスによって文明が崩壊したアメリカで、とんでもないことが繰り広げられちゃうやつです。
<映画>アイ・アム・レジェンド
人類みなゾンビになる系。
荒れ果てたニューヨークでただ一人生き残ったウィル・スミスが、人々をゾンビ化したウイルスの解明に挑む物語。
ステレオタイプのゾンビものを、あえて科学的に描いている。
街中にゾンビが溢れる物語も大量にありますが、現在主流のゾンビものは、ジョージ・A・ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の影響を多大に受けており、で、ロメロのゾンビの原点が、この『アイ・アム・レジェンド』(地球最後の男)なのです。
噛まれた人もゾンビになるというのは、この辺の吸血鬼との設定の合体が影響しているようです。
ゾンビものは代表作と言えるようなものがいっぱいあるよね。
<映画>デイ・アフター・トゥモロー
氷河期がやってくる系。
地球温暖化によって環境の急激な変化が起こり、一気に氷河期に突入、街が凍り付いてしまうお話。
いわゆるパニック映画だけど、こんなふうに一気に地球のバランスがぶっ壊れることあるかも…と思いながら見ると怖い。
こういう地球の環境が激変して文明がぶっ壊れる系の物語はいっぱいあるよね。
<アニメ>Vivy -Fluorite Eye's Song-
AIの反乱で人類滅亡系。
2061年のある日。商業施設で「歌でみんなを幸せにする」という使命を与えられた自立型AI(アンドロイドみたいなもの)のヴィヴィの元に、マツモトというAIが100年後の世界から転送されてくる。
彼が言うには100年後にAIの人類抹殺事件を阻止するためにやってきたという…。
こうして、歌うために作られたAIが、人類を救うべく百年の旅に出るお話。
すばらしいのでぜひ見てほしい。
<ドラマ>ヒューマンズ
AIの反乱で人類滅亡系。
AI搭載のアンドロイド「シンス」が家庭や職場に浸透している世界。
その中で、少々異質なシンスたちが出現し、どこからが人間なのか…考えさせられる物語。
シンスを演じている役者さんが全員ものすごくて、だんだんもう、この人たち本当にシンスなのでは? と思えてくるほどなんだ。
<漫画>風の谷のナウシカ
環境破壊や新型兵器により滅亡の危機系。
映画じゃなくて漫画の方です。
実は人類滅亡系なのです。
マンガ未読の方はぜひ読んでほしい。
ナウシカと共に世界の真実を知る旅に出てほしいのです。
なんかちょっと、どひゃ~となる内容なんです。
<アニメ>火狩りの王
新型兵器によって滅亡系。
人類最終戦争後、近くで火が燃えると人体発火してしまうように作り替えられてしまった人類。
人々は火の代わりに、森に出るようになった魔物 炎魔から取れる体液を燃料として暮らしていた。
主人公の灯子は、炎魔に襲われているところを、炎魔を狩る人 “火狩り” に助けられる。
自分の代わりに死んでしまった彼が残した犬と武器を届けるために、彼女はひとり首都に旅立つ…。
そして、とんでもなくクレイジーなこの世界の真相を我々も知っていくんだ。
独特の世界観で、人類の末路らしく、何となく救いのない物語だな…。
<アニメ>大雪海のカイナ
独特の世界観で滅びゆく世界系。
架空の世界なのか、超未来なのかわからないけれど、存続の危機に立たされた人類が争いを続けているお話。
主人公のカイナは大気圏ギリギリくらいまで伸びた巨大な樹木の上に天膜を作って生活している人間たちの最後の子供で、彼を最後に人類は滅亡する…のかな…。
だけど、実は、世界には思ったよりも人間がいたんだけど、それでも静かに滅亡に向かっているのだった。
<アニメ>人類は衰退しました
ほのぼのファンタジーだけど実は人類はゆるゆると滅亡系。
人類がすっかり衰退した地球では、あらたな住民がその数を増やしていた。
それは妖精さん…。
主人公のわたしは、妖精さんと旧人類の間を取り持つ重要な任務のために日々奮闘するのであります。
かわいい妖精さんたちに癒されながら、のほほんと見れる不思議でシュールでブラックなお話なんだけど、実はどえらい事になっている…というお話。
アニメだけ見てもその真相はわからないかもな…。
<ドラマ>アンブレラ・アカデミー
超能力の暴走で世界滅亡系。
不仲すぎる特殊能力兄弟姉妹が父親の葬式で久々に再会したら、事態がどんどん悪化して世界が崩壊していってしまうお話。
この家族が機能不全すぎて、めちゃくちゃで、憎しみあっていて、でも本当は愛してるのかな…と思ったり思わなかったり。
とにかく常識は通用しない、とんでも家族の物語。
うーん。こんな感じかな。
他にも紹介したいのいっぱいあるんだけど、ありすぎて…。
あと滅亡系として紹介するとネタバレになりすぎちゃうのもあるな…。
最後におまけで。
私が書いた滅亡系を並べておきます。
気が向いたらぜひ読んでみてください☆
<ショートショート>
<短編>
△人類に銃口が向けられている
△千年に一度開示される人類の真実
△人類の未来を繋ぐ旅路の果てで…
△人類滅亡前夜?
ちなみに、実際に滅亡しちゃうやつってあるのかな??
滅亡したあとのお話は結構あるけど、滅亡しちゃいそうなやつは、概ね回避されている気がする。
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