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spinel3
団子屋さんのラブコメディ 上
1分小説
この物語は2章構成になっています!
第一章:奇妙な注文
東京の下町にある小さな和菓子屋、「みたらし庵」。店主の田中一郎は、毎日心を込めて団子を作っていた。ある日の午後、一郎が団子を焼いていると、店の扉が静かに開いた。そこには、長い髪を持つ美しい女性が立っていた。
「こんにちは、みたらし団子を30本お願いします」と彼女は言った。
一郎は驚きながらも、笑顔で答えた。「もちろんです。少々お待ちください」
団子を包んでいる間、一郎は彼女のことを気にしていた。彼女は誰なのか、なぜそんなに多くの団子を必要とするのか。すると、彼女が口を開いた。
「実は、私は近くのカフェを経営しているんです。今日は特別なイベントがあるので、特別な団子を提供したくて」
一郎は興味をそそられた。「カフェですか?どんなイベントなんですか?」
彼女はにっこりと微笑んで答えた。「ラブコメディの上映会なんです。映画にちなんで、みたらし団子を提供しようと思って」
一郎は笑いながら団子を手渡した。「それは素晴らしいですね。イベントの成功を祈っています」
彼女は団子を受け取り、礼を言って店を出た。一郎は彼女の後ろ姿を見送りながら、心の中で何かが動き始めるのを感じた。
その夜、一郎はカフェのイベントに足を運ぶことにした。カフェは賑やかで、楽しそうな笑い声が響いていた。彼は店の隅で静かに座り、彼女の姿を探した。
「来てくれたんですね!」突然、彼女が声をかけてきた。
一郎は驚きながらも笑顔で答えた。「ええ、どうしてもイベントが気になって」
彼女は一郎を特別席に案内し、上映会が始まった。映画は面白く、笑いが絶えなかった。しかし、一郎の心は彼女のことでいっぱいだった。
つづく
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