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団子で解決!大作戦 上

1分小説
この物語は2章構成になっています!


第一章:謎の団子依頼

東京の下町にある小さな和菓子屋、「幸せ団子屋」。店主の山田一郎は、毎日丹精込めて団子を作っていた。ある日、見慣れない男が店にやってきた。スーツ姿のその男は、一郎にとって非常に怪しい雰囲気を漂わせていた。

「山田さん、急なお願いですが、特別な団子を作っていただきたいんです」と男は言った。

「どのような団子でしょうか?」一郎は尋ねた。

「特別なイベントで使う団子です。見た目は普通のみたらし団子ですが、中にある仕掛けを施してほしいんです」と男は意味深に微笑んだ。

一郎は眉をひそめた。「仕掛けですか?具体的には?」

男はさらに近づき、ささやくように言った。「団子の中に、小さな紙を入れてほしいんです。その紙には、特定のメッセージが書かれている必要があります」

「メッセージ?」一郎はますます混乱した。「それはおみくじみたいなものですか?」

「いや、もっと重要なものです。詳細は言えませんが、とても大切な会議で使われるものです」と男は真剣な表情で続けた。

一郎はしばらく考えた後、了承した。「わかりました。やってみましょう」

男が去った後、一郎は早速特別な団子作りに取りかかった。団子の中に紙を入れるというアイデアは斬新だったが、紙が団子の中で溶けたりしないよう工夫が必要だった。何度も試行錯誤を重ね、ついに成功した。

数日後、男が再び現れ、団子を受け取った。「これで完璧です。ありがとうございました」

しかし、その夜、一郎はニュースを見て驚愕した。「今日、某企業の秘密会議で使用された団子により、重大な情報が漏洩した模様です」と報じられていたのだ。

一郎は頭を抱えた。「一体何が起こったんだ?」

つづく


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