団子と探偵の奇妙な事件 下
1分小説
この物語は2章構成になっています!
第二章:謎の解決と笑い
翌日、一郎はお年寄りを家に送り届けた後、黒田と共に店に戻った。黒田はほっとした表情で言った。「これで事件は解決ですね」
一郎は笑いながら頷いた。「はい、でもこんな理由だったとは思いませんでした」
その時、店の電話が鳴り響いた。電話の相手は町内会の会長だった。「渡辺さん、大変です!他の店でも団子が消えています!」
一郎と黒田は驚いた。「まさか、また同じ犯人が?」
二人は急いで他の店に向かい、事情を聞いた。すると、同じようにお年寄りたちが夜中に団子を取っていることが判明した。
黒田は笑いながら言った。「どうやら、団子が大好きなお年寄りたちが集まって、夜中に密かに楽しんでいたようですね」
一郎は頭をかきながら言った。「それなら、みんなで一緒に楽しめるようにすればいいじゃないですか」
その夜、一郎は町内会に提案を持ちかけた。「夜中に団子を楽しむ会」を開くことにしたのだ。お年寄りたちは大喜びで参加し、毎週末の夜に団子を楽しむことが恒例となった。
黒田もそのイベントに参加し、お年寄りたちと共に団子を楽しんだ。「これで、平和な町が戻ってきましたね」
一郎は笑顔で頷いた。「はい、団子が皆さんをつなげてくれました」
こうして、「まごころ団子」はお年寄りたちの心を温める場所となり、一郎と黒田もまた、新たな友人たちと共に楽しい時間を過ごすことができた。
事件は解決し、町は再び笑い声に包まれるようになったのだった。
おわり
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