ただの大学生がただの卒業研究に本気で取り組む話
こんにちは。
私は
日本大学スポーツ科学部4年
スポーツ心理学のゼミに所属する大学生です。
今回は、私の卒業論文・研究についてのお話を書きます🙋♀️
なぜ急に、こんな事を書き始めたのか…
今私は、たくさんの人に支えられながらサッカーをしています。
一緒に歩んで欲しい。そんな想いで、このnoteを始めました。
だから今回の研究も、自分だけのもので終わらせたくないな…そんな想いが湧き上がってきました。
サッカーだけではない私自身のことも、こうして共有して、一緒に作り上げたい。
そうやってあなたの力をもらった上で、みんなで作り上げたものを、これからの女子サッカー界に返していきたい。
…最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
始まりは
私は、スポーツ心理を学びたいなぁ…という理由でこの学部を受験し、入学しました。
"怪我に対するサポートについて学びたい"
これが1番最初の想いです。
自分が怪我をした時に、色んな人の声かけに励まされたことがきっかけで、メンタルサポートに興味を持つようになりました。
卒業論文のテーマを決めるときも
怪我に対するサポートというようなテーマにしようと、漠然と思っていました。
だから最初は、怪我に関する論文を読んでいたんです。
でも、次から次に気になるワードが出てきて、新しいものを読むたびにその興味は広がっていきました。
傷害・障害…ソーシャルサポート…
競技意欲…志向性…
認知行動療法…ストレスモデル…
コーピング…ストレス反応…
最終的に
"首尾一貫感覚とストレス認知・対処"
というテーマに落ち着いたわけですが
怪我はどこにいったんだ?という話ですね😂
簡単にいうと
怪我はつらいものだ→だからサポートしよう
この考え方から
怪我をつらいものだと思わないようにしたら良いのではないか???
…と考えるようになったのです。
そのテーマは一体なんだ?
首尾一貫感覚(SOC)
しゅびいっかんかんかく
https://note.com/chiume23/n/n47567d298dd7
以前、このnoteにも少し登場させたもので
詳しく書くと…
☆有意味感…やるぞ感
状況をチャンスと捉えられる。
☆把握可能感…わかる感
自分の未来を俯瞰して、段取りを考えられる。
☆処理可能感…できる感
なんとかなる!と楽観的に考えられる。
…という3つの感覚からなっていて、これが高い人の方が、"ストレスの対処が上手"という考え方です。
もう一つが、ストレス認知・対処。
これの元の考え方は
トランスアクショナルモデル。
同じ事柄でも、捉え方によって、ストレスになるかならないかが変わる…という話。
この絵にもあるように
物事の捉え方によって対処が変わり、最終的にはストレスに感じるか・感じないかという部分で違いが出ます。
だから、怪我をつらいものだと思わなければいいというのは
決して怪我をした時に、"気合で乗り切れ!"と言いたいわけではありません。
私はそれで逆に辛い想いをした事もあります。
そうではなくて
怪我をして悲しい気持ちはある。
その中で、ただ落ち込んで絶望するのではなくて
どうして怪我をしてしまったのか原因を知ろうとする、それに合わせた治療やリハビリをする、チャンスだと捉える、絶対に良くなると信じる…
結局は、周りに怪我を治してもらうわけでも、周りに代わってもらうことも出来ない。
怪我をした人がどういう捉え方・考え方をして、どういう対処をするか。
怪我だけではありません。
落ち込んでいる人をサポートするにしても、ただ慰めるのではなく、その人が
"自ら自分を好調に持っていける"
そのためのサポートがしたい。と思いました。
仮説
そんなこんなで、テーマが決まったわけですが。
ここから、サッカーだったりスポーツに関連づけたいと思っていく中で
私の中である仮説をたてました。
1.首尾一貫感覚が高い人は、ストレス認知や対処に、共通点や傾向があるのではないか。
2.競技力が高い人は、首尾一貫感覚も高いのではないか。
=競技力が高い人は、ストレス認知やコーピングに共通点があるのではないか。
この仮説が明らかになった場合…
ストレス認知や対処の方法を変えるような働きかけだったり、首尾一貫感覚に働きかけをすることで競技力の向上にも繋がるのではないか!
という考えです。
…漢字が多くて嫌ですね🤣
これを私なりにめちゃくちゃフランクにすると…
ストレス対処力が高い人たちは、物事の捉え方がちょっと似てるのかも!?!?🤔
サッカー上手な人たちって、このストレス対処力が高いんじゃないの????🤔
てことは、物事の捉え方を変えていけたら、サッカー上手になるかも!!!🥳
という感じです笑
その研究から…
私は、これまで
たくさんの人から、自分が変わる"きっかけ"をもらってきました。
自分であと一歩踏み出せないとき、踏み出し方がわからないとき。そんな時に、自分1人ではなくて、誰かに背中を押してもらっています。
今度は、私が誰かの"きっかけ"になりたい。
そう考えています。
競技がうまくいかないと悩んでしまう人
メンタルが弱いと感じている人
もっと上手くなりたい人
変わりたいけど、どうやって変わったらいいかわからない。自分自身がずっと持っていた想い。
そんな人たちが"変わる"お手伝い
"働きかけ"をしていきたい。
どうやって、働きかけるのか。
…それはまだ今回の研究ではっきりさせることは出来ないし、今後の課題です。
ただ、このストレス対処力や認知・対処というものが、競技力に関連する。
それを変えていこうとすることが、選手たちにとって必ずプラスになる。
その基盤を確実に作りたい。
一流選手が、より安定した結果を残せるようにすること。
WE.リーグだけではなく、なでしこリーグからさらに上のレベルにいく選手を増やすこと。
そうやって、女子サッカー選手全体のレベルを上げて、よりメジャーに、より白熱した戦いができる競技にしていきたい。
そんな想いで、私はこの研究をします。
そのために
そのために、私は研究対象者として
なでしこリーグ1部、2部の選手たちにも協力していただきたい。と思っています。
競技力が高い選手。低い選手。
そのように研究内で比較をしていく中で
"高い"の位置付けは、日本でトップレベルであることが私の中の理想です。
その高いレベルでも、試合に出られる選手、出られない選手。
その違いを比べて、突き詰めてこそではないかと考えます。
しかし、私はただの大学生。
一学生の卒業研究に、なでしこリーグのチームの方に協力していただくことは困難です。
方法としては、20〜30分ほどアンケートに答えていただく形にはなるかと思いますが
シーズン中にその時間を割いていただくのが、どれだけ難しいことかは承知しています。
そこで、ここまで読んでくださったあなたに
お願いがあります。
私に力を貸していただけませんか?
研究内容、研究をどう展開していくか、無謀な挑戦をしている私…
それらにほんの少しでも興味を持ってくださったら、noteのスキであったり、Twitterからもリツイートやいいねなどをしてもえたら嬉しいです。
私だけ、の研究では協力してもらえるかわからないけれども
"こんなにたくさんの人がこの研究を面白いと思ってくれているんだ"
そう、なでしこリーグの選手の方、フロントの方にも思ってもらえたら、可能性はゼロではない。
明日から少しずつ、研究のご協力をお願いをしに回ります。
私に勇気を与えてもらえたら嬉しいです。
研究の結果や、論文については、うまくいってもいかなくても、必ずあなたにご報告させていただきます。
わかりにくかったり、興味がわかなかったら、そっと見守っていただくだけでも嬉しいです😊
最後に
この、首尾一貫感覚というのは、心理学の世界でまだ主流ではないものらしくて
ゼミの先生にも"なにそれ?"と言われるものでした。
一般的ではない。まだ広まっていない。
それが理由で、研究費も使わせてもらえず、研究のための本の購入も自分で行いました。
でも私は、色んな文献を読んだ中で、この考え方が色んな人の役に立つと思いました。
例え主流じゃなくたって、私が主流にしたらいい。
負けるか!って気持ちはあるけれど
それも含めて楽しみながらこの研究を進めていこうと思います。
ここまで読んでくださった方
本当にありがとうございます。
少しでも、あなたの心に届いていたらいいなぁ。
こんな私をみて、よーし自分も!と思ってくれる人が1人でもいますように。
やったります!やったりましょう!