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調子に乗って連写していたらあっという間にシャッターが……
鳥写真あるあるネタ第3弾です。
現在私が所有しているメイン機は連写速度に優れたEOS7Dです。
後継機EOS7DMARK2が発表され、価格が大幅に下がった折に買ったので、多分4年ぐらいしか経っていないはずなのですが、すでにシャッター回数が限界に近づき、連写が不可能な状態になっています。
その理由はただひとつ。
フィールドに出るたびに機関銃のごとく連写を繰り返していた
からです。
鳥という動きの速い動体をぶれずに撮るのは容易ではありません。そのためにカメラには連写機能がついています。
ようするに、「数撃てば当たる」ということですが、実際には数を打っても当たりはわずかです。
ベテランバーダーすら1,000枚撮って数十枚よいものが撮れればよい方だと言っていましたので、初心者の私なら「お察しください」なレベル。1,000枚連写して1枚も使えない写真だった……なんて悲劇も1度や2度ではありません。
そんなわけで、なんとか鳥の動きを捉えようとやみくもに連写を繰り返した結果、鳥の動きを捉えるコツはつかみました。
しかし、同時にシャッターが危篤状態に……そう、4年の間にン十万回シャッターを押していたってわけです。なんてこった。
ええ、そんなペースで連写を続けていた私が悪いですとも。
でも、特にセンスもなく、機材も限られている人間が人並みに鳥の動きを捉えるのは本当に難しいのです。
どんな被写体でも写真撮影のコツをつかむまでには現場で経験を重ねながらシャッターチャンスをつかむ感覚を養わねばなりません。
鳥の場合は種類により動きのパターンが違うため、何度もその動きを追いながら各種類のパターンを感覚で掴む必要があります。それには連写で数をこなしてその感覚を養うしかないのです。
しかし、そんなペースで連写を繰り返し、その結果4年でシャッターがダメになるのではいくらお金があっても足りません。
また、ン十万回もシャッターを切ってもそれなりの写真しか撮れないということは、その道に関しては才能がないということであり、どこかでふんぎりをつける必要があると思いました。
それも私が鳥写真の世界から手を引いた理由のひとつです。
幸い、7Dは1枚撮影なら問題なく動き、とてもきれいな画を作ってくれます。ちなみに、昨日撮ったばかりの画像がこれ↓です。
この時期に満開となる八重桜がきれいでした。
これはシャガという花ですが、大変繁殖力が強いそうです。
とりあえず、鳥以外の被写体を撮らない限りは使えることがわかりました。そのため、ご臨終のときまで大事に使いつつ、次のカメラ購入に向けてコツコツ貯蓄しています。
……え? また買うの?
そうです。また買います。もう少しグレードを下げたものとなる可能性は高いですが、現時点でカメラを買わないという選択肢はありません。
そう、私もまたまごうかたなき
レンズ沼の住人
のひとり。もはや自力でそこから抜け出すことは不可能なのです。(笑)
カバー写真:筆者撮影