都会の保育園の公園遊び
「グリーンホーム東玉川保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの60人の子どもたちと過ごしています。
天気のいい日には公園にお出かけして、広いスペースで走ったりお砂場で遊んだり、園庭ではできない、体をダイナミックに使う遊びができるように心がけています。
東京ではどうしても広いスペースを確保することが難しいので、積極的に公園に足を向け、子どもたちの目が自然に向かうように仕向けています。
1歳児クラスの公園デビュー
子どもたちが公園デビューするのはだいたい1歳児クラスのころ、歩く力が強くなって、公園まで自力で歩いて行けそうな子が増えると、そろそろかなと感じます。
0歳児クラスでも公園には行きますが長い時間いられないので、本格デビューといったところです。
1歳児クラスが初めて公園に行く日は保育士も準備万端、子ども10名に対して4人の保育士が付き添いました。
何か起きるだろうと覚悟してのお出かけでしたが、拍子抜けするほど問題もなく、楽しく過ごすことができました。
コロナ禍の意外な副産物
すべり台やブランコの順番を守り、ゆずり合い、遊具の使い方も危なげなく、すべり台の階段などの危険な場所でもきちんと手すりにつかまって落ち着いています。
子どもたちが保育園で集団遊びに慣れているということもありますが、「上手だね」と声かけをしていたところ、どうやら、おうちの人と公園遊びをたくさんしていたので遊具の使い方を知っていたようでした。
このごろは在宅ワークも増えているようですし、休日のお出かけも近場で済ますご家庭が多いので、なおさら近所の公園で遊ぶ機会が多かったのだろうと思います。
穏やかに終わった1歳児クラスの公園デビューでしたが、自我が芽生えイヤイヤ期もはじまる1歳から2歳くらいの子どもたちを連れての外遊び、調子が不安定であれば何がおこるかわからないので、子どもたちのコンディション優先で園での遊びに切り替えています。
とにかく走らせてあげたい幼児さん
年少〜年長クラス(3歳から6歳くらい)の幼児さんは体も大きく活発になり、何より走れます。
できるだけ広いところで体をたくさん動かせるようにしてあげたいので、日常的に公園に通うようになり、少し遠くの広い公園まで行ったりもします。
お出かけのルールも身についていて、保育士の後をしっかりとついて来てくれますが、付き添いをする保育士の人数が減るので、気をつけるところは変わりますが、気が抜けないことには変わりありません。
よちよち歩きだった子どもが、成長して公園を風のように走り回ったり、お友達となか良く遊んでいる姿を見ると「こんなことも立派にできるようになったんだな」と胸にグッと迫るものがあります。