3匹のこぶたごっこ、集団遊びの始まり
「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳から6歳までの50人の子どもたちと過ごしています。
子どもたちは成長するにつれて、ルールがある遊びを集団で遊ぶことができるようになります。そこで、年少クラスで「3匹のこぶた」という集団遊びをしようと子どもたちに提案してみました。
「3匹のこぶた」はちとせ交友会で参加している保育の研修会で習った遊びで、童話の『3匹のこぶた』をなぞっています。
次のようなルールです。
(1)オオカミとこぶたに分かれる
(2)レンガの家・木の家・わらの家のエリアを決めて、こぶたが隠れる
(3)オオカミは襲う家を決めて「○○の家に行くぞ〜!」と指示する
(4)指定された家のこぶたは他の家に逃げる
(5)こぶたが他の家に入る前にオオカミはこぶたを捕まえられる
昔ながらの「鬼ごっこ」も似ていますが、鬼ごっこは鬼が子どもの見ていない所で頻繁に変わったりするので意外とむずかしいのです。
3匹のこぶたは子どもたちにも親しみのあるお話なので、ルールが覚えやすく、また、室内でも十分に遊べます。
今回は、オオカミとこぶたのぬりえを塗って胸に貼り付つけ、役割を意識しながら行いました。
最初は保育士がオオカミ役、子どもたちがこぶた役。子どもたちが楽しみながらルールを理解していけるよう、子どもたちの様子に合わせて遊びながらルールを伝えていきます。
ルールを理解すると「次はオオカミ役がやりたい!」と、ほかの役割にも興味を持ち、オオカミ役も楽しむ姿が見られました。
ルールのある遊びで、役割によって異なる楽しさを積み重ねる中で「友だちと遊ぶ楽しさや心地よさ」を体感しています。