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チャレンジ!!電子工作大作戦~超ド初心者が無謀にもラジオの自作に挑戦してみた件

はいはい皆様、チャイムが鳴りましたよ~席についてください~!ハイ、ということで5時間目は皆様お待ちかねの図工の時間です!!

今日はね、先生と一緒に、ななななーんと!ラジオを作っちゃいますよ~!

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それも手のひらに乗る小型サイズのラジオ。ラズパイケースにも入るので持ち運びも便利っ!

なお今回はスペシャルアドザイザーとして、創造空間ナノラボ様に超多大なご協力をいただきました!!皆様拍手~!!(パチパチパチパチ)

さぁそれではお手元のテキスト「電子工作マガジンWINTER2020」(電波新聞社刊)32ページを開いてくださいねっ!

というテンションで書き始めてみましたが、ともあれ今回は電子工作です。昨年書いた紹介記事で「やりますこれ」って書いちゃったからね。まともにひとりでハンダごて持ったことのない私(※)ですが、まぁこんだけ丁寧に書いてありゃ何とかなるっしょ、うん!
(※)以前に書いたIchigoJam組み立ての際はPCNの方に超絶お世話になったので、とてもひとりでやったとは言えないです。

ということで今回組み立てるのはこれ。

テキストはこれ。
(記事と図は著作権保護の観点からボカしているのでご了承ください)

CameraZOOM-20210214083343647ぼかし

DSPラジオキットの中身はこれ。

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箱の中に入ってたのこれで全部です。
「詳細マニュアルがついていないので」とサイトにはありましたが、簡易なマニュアルも付いてないやん!!
回路図だけはサイトから見れるのですが…。
これ「電子工作マガジン」だけが命綱やなマジで。

買ってきた工具はこちら。

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ハンダはウチにもあったのですが、何だか細かそうなのでより細いのが良かろうと思って別途購入(これが後に自分の首を絞めることに…)。

なおハンダ付けのノウハウについては下記サイトを参照しました。
「ハンダ付け」で検索するとだいたいここが上位に出てきます。

準備は整った。あとはやるだけだ!!

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まずはジャンパピンという接続部品を所定のサイズに切り取る作業。
ギーゴキーコ、土木研究会エイコーラ。

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とりあえずDSP ICモジュール(紫色のマイコンみたいな部品)を乗っけてハンダ付けしてみました。
電子工作マガジンによると「まず端の1本を先に行ない、曲がりや浮きがないことを確認してから、残りの足をハンダ付けします」とありますが、1本だけでもひと苦労…。

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すぐこんな風にハンダが固まりになっちゃうですよ!
しかもハンダぜんっぜん溶けないし!!
やっぱり難易度★★にいきなり挑むのは無理なのか…。

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悪戦苦闘しながらとりあえず全部付けてみました。
ホンマに鳴るんかいこれ。

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続いては抵抗。
同じように見えてすべて違っており、「茶黒黒茶茶」(100Ω)、「茶燈黒赤茶」(130Ω)というように色の並びで区別するらしい。
わからんわー!!
特に茶と赤は区別が付けづらいので要注意です。

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基盤にそれぞれ対応する数字が書いてあるので(上の図で言うと130Kとか100と書いてある部分がそれ)、そこに抵抗の足を折ってこんな風に挿していきます。
抵抗は極性(挿し込む際の向き)がないのでそこは気楽。

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抵抗付けて足を曲げました(基盤の裏から見た図)。
これをハンダ付けし、余った足はニッパとかで切り取るのです。

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続いてはLEDと電解コンデンサ。
写真で見ての通り、足が長い方と短い方があります。
つまりこれらの部品には極性(挿し込む際の向き)があります。
これだけはハンダ付けする前に向きを間違えないよう注意!!

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向きを十分に確認したら抵抗と同じようにハンダ付けするです。

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オーディオジャックの取り付け。
電子工作マガジンによれば「ジャックは外れやすく、曲がって付きやすいので、養生テープなどで仮止めしてハンダ付けします」とのこと。
私はダイソーで買ったマスキングテープを使いました。

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続けてジャンパピンの取り付け。
これも養生テープで仮止めするよう指示あり。

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スイッチの取り付け。
おを、どんどん完成に近づいてるぞ!!

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最大の難関が心臓部であるICモジュールの取り付け。
これ全部ハンダ付けするの?
ホントにっ?
1か所でも隣とショートしたら(基盤が)死んじゃうんだよ?
(実際そんなことはなく、リカバリーは後からいくらでも可能なのですが、この時点ではそう思っていました)

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めげていても仕方ない。泣きながらハンダ付けを続行する私。
お次はボリューム。

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続いて外部電源端子。

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最後に電池ボックス。これも極性のある部品なので取り付け前に注意。
思いっきし基盤に向きが書いてあるから間違えようないはずですが…。


以上の苦闘を経て出来上がったものがこちらです。

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ヘッドホンを挿して聴いてみる…が、放送なんてどこからも聴こえてこない。
ボリュームとかチューニングを回すと一応ガーガー言うのだけど。

どうしてもあきらめきれずハンダ付けを何回も何回も何回も何回もやり直してたら、とうとうボリュームすら効かなくなってしまったよ!!

LEDも点かないし、これはもう終わったな。
みのりん…このラジオでミスサンシャイン聴きたかったよ…。

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どうしてもあきらめきれない私は、何とかこの状況を打破すべくハンダ付けを教えてくれそうなところをひたすら検索!

その結果、こちらのサイトがヒットしたのでした。

創造空間ナノラボは、皆様に秋葉原で、もっと自由に、もっと気軽に工作を楽しんでいただくための会員制オープンスペースです。
電子工作だけでなく、秋葉原に集まる人々の交流の場としてもご利用していただけるよう、スタッフ一同、ご支援させていただきます。
皆様の創作活動の拠点にぜひご利用下さい。
(「創造空間ナノラボ」ご利用案内より)

有償で専門技術を持つスタッフが対応してくださるとのことなので、これはもうお世話になるっきゃない。

かくしてアポイントを取り、いざ秋葉原へ!!

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中に入り、さっそく見てもらうことに…。
ご対応いただいたのはスタッフのDAISUKE様。

「あ~これ、たぶん鳴ると思いますよ」
「!!」

「とりあえず、ハンダ付けやり直しですね」

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DAISUKE様のハンダ付け技術は、接続部分が密集していてもとりあえずそこをハンダで浸してしまう(!)というもの。

その後、接続部分以外のハンダはハンダごてにくっつけて回収するか、基盤ごと傾けて重力で下に流し落としてしまう(!!)。そうすると接続部にはちゃんとハンダが流し込まれ、結果的に「富士山型」という良い形のハンダ付けが完成するという…(驚嘆)。

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こんな図を書いて、理想的なハンダ付けについて説明してくださりました。

「このハンダ(chitoseが作業した部分)は一見付いてるように見えますが、実は上で固まっているだけで通電してないんですね。接続している部分にちゃんとハンダが流し込まれるようにしてあげなきゃいけないです」
(ニュアンスは違えどおおむねそのような内容)

DAISUKE様流のやり方を教わり、つたないながらもやってみる私。
うん、確かにこれできる!!
いやしかし、こんな方法絶対自分じゃ気付けないわ!!

ハンダごての押し当て過ぎで基盤を焦がしてしまった部分はクリーニング。

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すごいなー、なんでもあるんだなー。

その他、アドバイスいただいたことをまとめると以下のような感じ。
まさに師匠、いやむしろ神だわ…。

・鉛フリーハンダは使用しない方がいい。溶けにくいうえに基盤のパターンを溶かしてしまうおそれもある。

・作業時のショート(隣同士のくっつき)は過度に恐れず、ちゃんと通電する理想的なハンダ付けを目指すべき。最終的にショートしてなければ良い。

・ハンダごての先端ではハンダは溶けない。太い部分を使って溶かす。

・ハンダごての温度も大事。chitoseの持ってきたやつはちょっとぬるい。

・部品が一か所壊れて(溶けて?)いるので、代わりの部品でそこを埋めておきます(ICモジュールの上に乗ってる青いのがそうです)。

そんなアドバイスと実践(大半はやっていただいちゃいましたテヘペロ)の末に出来上がったのがこれですよ!

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ちゃんと音も鳴りました!!

ナノラボ前後比較

使用前と使用後みたいな感じで。
ハンダやり直しの後が一目瞭然でしょう?

なお上図のナノラボ後の方にはアンテナ線が付いていますが、これはDAISUKE様が付けてくださりました。いわく「鉄筋建築の中だとたぶんこれがないと電波入らない」とのこと。何から何まで感謝です!

放送局についてはこれから検証します。
というのも今回のラジオ製作は、この自作ラジオで

エフエム富士(水曜夜19時~)の「茅原実里のミスサンシャイン」を聴く

という目標を達成して完了なので、日を改めてこのラジオを持ち歩き、検証結果をこのnoteにてレポートする次第です。


さて最後に少し宣伝を。

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今回ご協力くださりました創造空間ナノラボのDAISUKE様より、こちらのイベントを紹介されました。

2月28日(日)とのことなので、上記ポスターのジャンルに興味ある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
DAISUKE様は秋葉原無線部におられるとのこと。
電子工作マガジンつながりでIchigoJam関係の方も出ているようなので、当方も行くつもりです。


ではまた次回、エフエム富士聴けましたレポートができることを願って…。

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