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アニメ作品「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」放送前の雑感~アナログゲームとアニメの融合という挑戦に高まる期待

豊作と言われている今年の秋アニメの中で、私が最も期待しているタイトル「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」について、放送前に思っている雑感を記します。アナログゲームとアニメの融合、はたして如何に!?

<注記>
これを書いている現時点では未だ本放送は始まっておりません。それゆえにここに書くことはすべて筆者の個人的な思い込み、もしくは期待に過ぎないことをあらかじめ申し上げておきます。

ゾンビ・パンデミックに覆われた世界。
記憶を失った少女、ミコト。
謎の男が死んだ。死因は不明。
このタワーにいる者たち、
全員、容疑者。

本作PVより引用

マーダーミステリーが楽しめるアニメ!?ホントにっ!?

期待しかありません。旧くはTRPGに始まり、現在のボードゲームに至るまでアナログゲームをこよなく愛して生きてきた私にとって、また一方ではアニメ好きでもある私にとって、これはもう観ることを宿命付けられたタイトルだと言っても過言ではないでしょう。

ましてや今回題材となっているのは「マーダーミステリー」というジャンルです。私はこれ、極めて大人数のイベント的なものは経験があるのですが、ちゃんとしたものとなると実は未経験なのですよ…。
(以下「マーダーミステリー」を「マダミス」と表記します)

未経験なのには理由があって、まず1パッケージが割と高額(3,000~4,000円以上?)なのにも関わらず1度しか遊べないため、家族内で予算を通すのが難しいこと(家庭だとどうしても「それなら普通のボードゲーム買お」ってなっちゃう)が挙げられます。そして遊ぶのにある程度の人数が必要なことが多いのも難儀なところ。我が家は3人家族なので、その人数で遊べるマダミスっていうとかなり限られてきちゃうんですよね…。

2022年ゲームマーケット、StudioOZONブースにて

私は結構ボードゲーム会とかには行く方なのですが、マダミス会みたいなの(仮にそういうのあるとして)に行けるか?っていうと、あまりにもド素人過ぎて、それはちょっと躊躇してしまうのです。
(なお、同様の理由で実は一度も「人狼」を遊んだことがありません)

これを読んでる方の中にも同じような方いるんじゃなぁい?「マダミス、何か良く聞くし、面白そうなんだけど、なかなかやる機会に恵まれないんだよなぁ~」っていうね。そんな思いが心の奥底にくすぶっている人、実は割といたりすると思うんだけど、如何でしょうか?

ご安心あれ!!

たとえマダミス未経験でも!!たとえマダミスやれる状況にないそこの貴方でも!!この「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」を見れば、貴方はもうマダミスを体験したも同然!!いやそれは言い過ぎとしても、マダミスってこういうもんなんだって人に語って聞かせられる程度にはマダミス通になれるってもんよ!!さぁさ騙されたと思っておひとつどうよ?騙されたとしてもそれはそれ。何せホラ、この話ミステリーなもんで!!

…何で私、呼び込みセールスやってるんだ?

まぁでも、マダミス処女の私としては、未だ観ず…もとい!未だ観ていない「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」にこんだけの熱い思いをもって期待してるワケですよ。この気持ちにほんの少しでも共感してくださる方がいてくださったなら、書いてる甲斐もあろうかってもんです。

マーダーミステリー(マダミス)ってどんな遊び?

アナログゲームに詳しくない方からしてみたら、何のこっちゃこのnoteって話ですよね。ということで、この章では私なりにマダミスについて理解している範囲で語ってみます。私自身もこの分野は未経験なので、何か間違ったこと言ってたらご指摘いただけると幸いです。

マダミスという遊びをひと言で説明するなら「殺人事件ドラマの登場人物になりきるゲーム」ということになるかと思います。

役割を演じるという点だけを見るとRPGに似た部分もありますが、マダミスの場合は登場人物全員がだいたい事件の容疑者であり、(ほとんどの場合)その中に犯人が存在しているという点が一般的なRPGとは異なる点です。

殺人事件ですから、ゲームの目的は犯人を暴き出すこと(犯人役となったプレイヤーはバレないように振る舞うこと)なわけですが、ここに様々な人間模様が加わるのがマダミスの奥深いところ。登場人物はそれぞれ秘密を持っており、犯人捜しとは別に目的を持っていたりもします。

さらにゲームが進むにつれ、後から後から様々な情報が各プレイヤーに「個別に」公開されていきます。人物Aが持っているある道具は実は人物Bの持ち物だったとか、人物Cは人物Dを憎んでいるとか、人物Eと人物Aは○○関係にあるとか…。自分が犯人じゃないからといって決して油断ができません。

自分だけが知っている(?)情報をどれだけ公開するか/しないかはカードなどで指示される場合もあれば、任意判断で行なっていい場合もあるので、プレイヤーは常に「これいま言っちゃっていいのかなぁ」というジレンマと戦っています。誰が犯人か分からない状況で、自分だけが決定的な手掛かりを得たかも知れない…。これ共有するべきか?黙っておくべきか?

疑心暗鬼の中で相手や自身と向き合い、事件の真相にたどり着くことが出来るか?(犯人にとっては、真相を誤認させることができるか?)このようなサスペンスを実体験することができるゲーム、それがマダミスなのです。

(未体験の人間がよくもまぁこんだけ知った風に語れるもんだ!!)

「アナログゲームとアニメの融合」という挑戦に高まる期待

このようにマダミスは犯人役でも容疑者でもハラハラドキドキの連続。その事件の当事者感を我が事のように疑似体験できるゲームなワケですが、それをアニメにするってどうすんだろう?って思ってます。

そもそもアニメというもの自体がやるものじゃなく観るものです。

一方的に観るだけのメディアで、どこまでマダミス特有のあの焦燥感を出すことが出来るのか?ともすればよくある凡百の殺人事件ドラマと大差のない仕上がりになってしまうのではないか…そんな不安もまったくないわけではありません。

しかし!

それでも私は、この「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」がアニメの新たな可能性を切り拓いてくれるんじゃないかというような、そんな期待をしています。この作品は、「アナログゲームとアニメの融合」という難題に対し、何らかの答えを出してくれるのではないかという、そんな感じで。

何故そう思っているのかと言いますと、アニメのスタッフに次のような記載を見つけたからです!!

原案
秋口ぎぐる・森川秀樹(グループSNE・cosaic刊)

「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」公式サイトより抜粋

この作品にグループSNEが関わっている…!!

調べてみると、この「マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド」というのは同社がかつてリリースしたマダミス作品のタイトルそのまんまではありませんか(もっと最初に書いとくべきだよなこういう話は)。

グループSNEというのは、我が国におけるTRPGをはじめとしたアナログゲーム文化を引っ張ってきたゲームメーカーです。そんな彼らが絡んでいるものが中途半端な出来になるはずがありません。

もっとも原作では明らかに海外が舞台となっているのに対し、今回のアニメでは東京・新宿の東急歌舞伎町タワーが舞台だそうなので、原作とはおよそかけ離れた作品になっているかと思われます(原作を見たことない私にはあまり関係のない話)。

いずれにせよ、本作のシリーズ構成は原案制作者の秋口ぎぐる氏が担当しておられるそうなので、おそらく原作のマーダーミステリー感を大切にした仕上がりになるであろうことが予想されます。

まぁとにかく、観てない現時点で書けるのはここまで。
後は観てから、感想を述べるといたしましょうか。
(一応全話観たら、よほど期待外れでない限り感想note書きます)

「完全オリジナル体験型ミステリーアニメ」とはよく言ったもの。
制作者の本気度が伺えますね。

はぁ~!アニメひとつ観るのに、こんなにも胸が高まるのは久々だよ。
楽しみだなぁ~!!

この作品を観るには

観たい方のために、放送一覧を公式サイトより引用します。
たくさんのプラットフォームで観ることが出来るの良いですね!!
私はABEMAかdアニメストアfor Prime Videoで観ることになりそうです。

ABCテレビ
11月6日より毎週水曜27時14分〜
(11/6と12/4は特別番組放送予定)

TOKYO MX
11月6日より毎週水曜 25時〜
(11/6と12/4は特別番組放送予定)

見放題最速配信:
ABEMA
11月6日(水) 25:30~

見放題配信:
dアニメストア
11月8日(金) 25:30~
dアニメストア ニコニコ支店
11月8日(金) 25:30~
dアニメストア for Prime Video
11月8日(金) 25:30~
Lemino
11月8日(金) 25:30~
U-NEXT
11月8日(金) 25:30~
アニメ放題
11月8日(金) 25:30~
DMM TV
11月8日(金) 25:30~
TVer
11月9日(土) 12:00~
J:COM STREAM(見放題)
11月9日(日) 24:00~
バンダイチャンネル
11月15日(金) 25:30~
Hulu
11月15日(金) 25:30~
ニコニコ
11月8日(金) 25:30~
PrimeVideo
11月8日(金) 25:30~

第1話のタイトルが「パラダイス・ロスト」ですってよ!!
これはもう、余計に私、観るしかないじゃん!!
(了)


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