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ロックノベル「もうひとりのミック物語」好きにならずにいられない❣️
「オーキッド❓」
「ミック 久しぶりね。ローズさんから
聞いたは、フランス🇫🇷にストーンズの
メンバーとして越すんでしょ?」
「ああ、そうなんだ。」
「お子さんの誕生もおめでとう🎊
女の子ね、可愛いい?」
「うん、ありがとう〜こんな早く親父に
なるって自分でもまだピンと来なくて。」
「ローズさんが一緒なら大丈夫!」
「オーキッドには感謝してるよ。
あの時はごめんな。どうしても感情を
コントロールできなくて、僕ダメなんだ
時々、変だろ?」
「私が悪いのよ、ロンの熱意に
負けちゃって。あなたを裏切って。」
「僕が子どもじみてただけさ。
君をリードしてあげれなくてね、
悪かったよ。」
「今ではローズさんにリードされぱなし
でしょ?」
「参ったな!君の仕業だろう、
ローズ焚き付けて僕のお守り役に
つけたのは!」
「あなたがここで生き抜く為には
年上の彼女が必要なのよ、
ギター🎸上手くても音楽業界じゃ
ど素人だし、ローズさんはマディ
ウォーターとか有名人の彼女だったから
心得てると思って!」
「え!僕のヒーローのマディの?」
「やだ、知らなかった?」
「いや、全く!彼女が
高校生の時にシカゴに留学してたって
話は聞いてたけどね。」
「学校はサボって、シカゴのブルースクラブに
入り浸ってらしいよ。向こうのレコード店で
バイトしてたんだって。それで若い時から
ブルースマンと付き合ってたらしい。」
「通りでブルースに詳しいと思った!」
「色んな事知ってるでしょ?彼女。」
「うん、それが時々悔しくてさ、
何でそんなにすまして、色んな事
僕より知ってるのかなって!」
「まだミックは21歳だもん、
これから世界中ツアーして勉強すれば
いいじゃん。」
「そうだけどさ。彼女にいつ追いつくのかな?」
「2人で頑張って!ニースは暖かい
でしょうね。あなただってもう
立派なブルースマンじゃない。」
「ロンドンの音楽仲間と会えなくなるのが
辛いよ。フランス語も🇫🇷知らないし、
車の運転も出来ないしさ。」
「ローズさんが運転手で通訳でいいね。」
「情けないよ。」
「ギター🎸弾きまくって、稼いで
彼女に良い生活させてあげなきゃ、
もうパパなんだから!」
「ああ、ニースに家🏠買ってあげたいんだよ、
家族のためにね。君も遊びに来いよ!
ロンと!」
「ありがとう😊私もファッションウィークで
パリに行けるように頑張るわ!」
「ああ、ミック ジャガーの新しい彼女
ビヤンカがそっちの業界で顔が効くようだから
ローズ🌹通じて口聞いてやるよ。」
「ううん、大丈夫。自分の力でコネも
作らなきゃ!」
「そうかい、壁にぶつかったらいつでも
連絡くれよな。」
「ありがとうミック、あなたに子どもの時
貰ったチョコ🍫まだ食べずに持ってるだ。
ヴァレンタインの💝ハートのケースに
入ったまま。」
「そんなのオレあげたっけか?」
「忘れちゃったの? オルゴールと
コアラ🐨の小さなぬいぐるみも一緒に!」
「オルゴールは覚えてるよ。確か
エルビスの『好きにならずにいられない』
だったよね?」
「そう。あの時これはミックからの
プロポーズソングだと思ってた。」
「君がエルビスに夢中だったから、
僕はちょっと拗ねてたけどね!」
(大笑い)
1971年
ミックテイラー 21歳
オーキッド スミス 21歳
ロンドン マーキークラブの楽屋にて