地塩 礼

ショートストーリーを書いています。 HGウエールズやCSルイスの物語に触発されて きました。 「塩気を失った塩は地に捨てられる」と言う聖書の言葉を 座右の銘にしています。 音楽好きが高じて青春もののRock Novelを書いています。

地塩 礼

ショートストーリーを書いています。 HGウエールズやCSルイスの物語に触発されて きました。 「塩気を失った塩は地に捨てられる」と言う聖書の言葉を 座右の銘にしています。 音楽好きが高じて青春もののRock Novelを書いています。

最近の記事

Rock Novel「シンデレラ物語」 Bitter Sweet!

「何飲む?」 「カルアミルクかコーヒーマティニか 悩んでいるところ?」 「バーテンダーのお姉さんの オススメは何だろうね?」 「お連れのお嬢さんは甘いのが お好きなのかしら?」 「私コーヒーリキュールが好きなんです。」 「ほんと!うちの旦那もそう言えば好きよ 日本のウィスキーも🥃大好きだけど!」 「そうなんですか?」 「あなた日本人?」 「はい、」 「うちの旦那のお母さんは日本人だから でも私達が出会う前に亡くなってしまって、 会った事はないんだけどね。」

    • Rock Novel「シンデレラ物語」Joke Star

      「電話待ってるのって辛いよね?」 「え?何で分かるんですか?」 「本読む振りして、チラチラ携帯 見てるじゃない?」 「、、、、」 「あ、失礼!見ず知らずの男に本屋のカフェでそんな事言われても困るよね。」 「、、、日本じゃそんな声掛けてくる 人も居ないのでこう言う時どうしたら いいのか、何かいい切り返し出来たらって いつも思うんだけど、」 「そうなんだ日本人なんだね、君」 「私の知り合いの日本人女性が やっぱり1番怖いのがアメリカのスーパーのレジでちょっとした事冗

      • Rock Novel「シンデレラ物語」アニバーサリー

        「トントントントン」 (誰かしら、こんな夜遅くに?) 「びっくりした‼️ あなた、トム?」 「サプライズ!」 「そんな裏のキッチン窓叩くから物取りかと 思ったわ。」 「盗っ人がわざわざノックするかい?」 (笑😆) 「覚えてくれてたのね、アニバーサリー!」 「ああ、君と出会ってきっかり10年目だろ今夜がさ。」 「うん、ニュージャージーのクラブで歌ってた あなたをあの晩一目見た時に雷⚡︎に打たれた! あの時は驚いたわ、会うのは中学校以来だった から。」 「ああ

        • Rock Novel「シンデレラ物語」ジュテーム 1986

          「君?誰?」 「あなたのシンデレラよ!覚えてないの? 昨晩? ガラスの靴失くしたシンデレラ!」 「?」 「じゃーね バーイ!」 「朝飯でもルームサービス頼もうか?」 「いいえ、結構 そのモジャモジャ 頭 スプレーかけて奥さんとこ帰る前に直した 方がいいわよ!」 「モジャモジャにしたのもしかして君?」 「サヨナラ👋 」 「僕全く覚えてないんだよね、昨日は どのくらい飲んだのか?コーヒー☕︎位  付き合ってよ。」 「それって、普通女のセリフでしょ?」 「198

          Cinderella Long Cold Winter Live 1989

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          Rock Novel「もうひとりのミック物語」ベニスに死す

          「ミック〜鼻の脇に👃にニキビできてるわよ〜!」 「あ、そう?」 「もう、こんなんで舞台上がったらどうするの、 今夜のコンサートも録画されるんだからね。」 「下向いてギター🎸弾いてるだけだもん 映らないって〜!」 「ダメよ、あなたね、自分の顔の価値😃全然 分かってないんだから〜」 「ミック ジャガーしかどうせ映ってないって。」 「あなた皆んなに何て呼ばれてるか知ってるの?」 「『ベニスに死す』のあの少年に僕が 似てるって言う事?」 「知ってるんじゃない。」 「

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          ロックノベル「シンデレラ物語」男と女

          「貴方は不倫した事ありますか?」 「(苦笑)エディ、また唐突な質問だね! あるよ、一度だけ。」 「ヘー、聞いてみるものですね。 正直な人だ。トム キーファー は。」 「いいんだよ、今のワイフにも話してあるし 彼女と結婚する前の話さ。」 「どんな女性?」 「その時は完璧な女と思ったよ。 ただ完璧じゃないのが双方に伴侶が 既にいた事だけど。」 「ダブル不倫?」 「そう言う事。」 「で、その完璧な女性と良く離れられましたね。」 「いや、離れるつもりはさらさら無かっ

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          ロックノベル「シンデレラ物語」Still Climbing

          ボンジョビも今年デビュー40周年ですね! おめでとう🎊🍾ございます。 その節はシンデレラをデビューに導いて くれてありがとう! Jon! ナッシュビルのJBJ’s レストラン🍽️も繁盛すると いいですね。トムもナッシュビルに住んで いるので食べに行くでしょう〜。 2024年 4月11日(木曜日) 午後8時 Tom Keifer Band at Westgate Casino Hotel 席数1500人 80%位入っていました。 念願の元シンデレラ リーダーの トム キーフ

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          ロックノベル「シンデレラ物語」親知らず🦷

          「カコちゃん、ぽっぺたどうしたの?」 「マーサ先輩、今朝起きたら右の奥歯が 痛くて!」 「どれどれ、見せて。」 「アーン😫」 「あれ〜親知らず🦷が生えてるわ!」 「通りで!」 「何か、親に知られたく無い事 トム先輩としてるのかな?」 「やめて下さいよー、人が苦しんでる時に 冗談は!」 「だって、親知らずって🦷普通ハタチ 過ぎてから生えるんだよ。カコちゃん 早熟だなぁと思って。」 「そうんなんですか?マーサ先輩って どうしてそんな歯に詳しいの?」 「あの、わ

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          Rock Novel「シンデレラ物語」Life is Here

          「シンデレラは再結成しないんですか?」 「Never know! だけど今の状態では 難しいと思う。」 「どうして?」 「何十年にも渡り厄介な事を抱えて いるんだ、その問題を解決しないと 無理だと思う。」 「それはトム自身の問題なんですか?」 「僕がリーダーだから、僕自身の問題でも ある。」 「それを公表したら、誰かが助けの手を 差し伸べてくれるとか?そんな風には 考えられないんでしょうか?」 「僕はプライベートな人間だから、 表立っては言いたくないんだ。」

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          Rock Novel「シンデレラ物語」🪭扇子持って待ってろよ!

          「フィル!日本の女の子と80年代 扇子🪭持ってクラブで踊り狂ってたって ほんと?」 「?」 「いや、昨日さ 俺の舞台の前で 扇子持ってたアジア人の女性がいてさ。 あんなの前の奥さん日本人だろ? 彼女だったりして?」 「いや、アイツは絶対もう俺の公演は 見に来ないはずだなぁ。LAから大阪に帰っちゃたしね。落ちぶれたミュージシャンには 懲り懲りだろうよ。」 「そうなんだ。まぁ 俺の前の奴も 来るはず絶対有り得ないけどね。声を 失ったロック野郎には用は無いってさ。」 「俺

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          Rock Novel 「シンデレラ物語」Beautiful Beasts

          「あの頃は美しき野獣だったね、 俺らはさ!な!トム モスクワでさ。1989年」 「今はお互い傷だらけの獣!ジョン、最近喉の調子はどうだい?俺なんか6回も喉にメス 入ってるしね。顔にはメス入れてないぞ(笑😆」 「ありがとうな!トムの喉の病気の事 聞いてたから、励みになったよ、手術して 俺も絶対治るって信じる事が出来た。 でもこんな辛い経験て今まで無かったよ。 神を恨んだよ。」 「ああ、1991年に俺も声を失った時は気が狂いそうだったな。ほんと辛かったね。でも神に近づく事が

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          ロックノベル「もうひとりのミック物語」チャーリーの伝言

          2022年 「ミック、チャーリーの奥さん、 シェリーさんから手紙が届いてるけど。」 ミックテイラー様 先日私の亡き夫チャーリー ワッツの 書斎を片付けていた所、貴様宛の メモが出てきたので同封致します。           シェリー ワッツより チャーリーのメモより: 『テイラー、 俺のストーンズに居た50年以上 とお前のストーンズに居た5年は 一緒なんだよ。俺も5年ストーンズで 働いて、後の数十年はただそこに 居ただけだから。お前がもうちょっと 一緒に居てくれた

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          ロックノベル「もうひとりのミック物語」Stranger in This Town

          ロンドンの街角で、『ジャンピング ジャック フラッシュ』のギター🎸の音が響く♪ 「中々あんたのギターいいね!ローリングストーンズのファンかい?」 「ええ、まぁ。あなたも?」 「昔は大嫌いだったけど、今は時々聴いてるよ。」 「そうなんですか。」 「じゃ、寒いから、ここでの演奏頑張って 風邪ひかないようにな。これでウイスキー入りのコーヒーでも飲んで温まるといい。」 (チャリン) 「Thank you, Sir.」 優しい、懐っこい笑顔の人だったなぁ 誰かに面影が似

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          ロックノベル「もうひとりのミック物語」恋の片道切符🎫❤️

          「ミッキー!」 「君❓僕の知り合い?」 「やだ〜覚えてないの?同じ学校の2年上だったパティよ?ロンと付き合ってた。」 「え!パティ〜変わっちゃってて全然分かんな かった。」 「今どうしてるの?」 「モデルやってるんだけど。私もミッキーが随分背が伸びてスマートになってて、最初分からなかったわ。でもあなたのそのギター🎸で気付いたのよ。」 「そうかい。」 「あの頃はギター🎸よりフットボールに⚽️ 夢中でずんぐりむっくりしてたわよね!」 「そんな〜カッコ悪かった?僕」

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          ロックノベル「もうひとりのミック物語」禁断の実

          1975年 ロンドンにて 「ユリ、待ってくれ!」 「Roseさんの所に帰らなくていいの?」 「ユリ、Roseとは別れる事になったんだ。」 「小さな娘さんが居るのに? 結婚したばかり でしょ?」 「娘の為に形式上結婚しただけで、 Roseと僕はもうとっくに冷め切っていてさ。」 「そんな感じはしてたけど、 私の事は遊びなのかなぁって思ってたの。」 「はっきり言えなくてごめんよ。 僕も意気地が無くてさ、結局別れを 切り出したのもRoseの方でさ。 ダメな男だね。」

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