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Rock Novel「シンデレラ物語」枯れても薔薇🌹

「ここのカフェ☕️可愛らしいと
思ってさっき覗いてたとこなのよ。」

「そうなんだ、僕も入るの初めてなん
ですよ。いつもはスタバばっかりだから
時には小洒落たとこもいいと思ってね。」

「わたし、ハリウッドで70年代は
ちょっと売れてたモデルなの。」

「通りで華のある方だなぁって
思ってたんですよ。」

「あなたも長髪で堅気の商売じゃなさそうね。」

「ああ、もう切ろうと思ってるんですけどね、
ファンが許してくれないもんで。」

「ファン?やっぱりミュージシャン?」

「ええ、まあ」

「私ね、ロバート プラントと
ジミーペイジとデートした事あるわよ。
まだ16歳だったけど。20歳って誤魔化して。」

「あの2人は70年代はハリウッド
でヤンチャだったらしいですもんね。
ジミーとベースの
ジョンとは会った事僕もありますよ
デート❤️じゃないですけどね!90年ごろ
かな、もう2人共紳士でしたけど。」

「ハハハ〜そうよね、みんな嫌でも大人になるのよね。」

「で、本当に髪切っちゃうの?」

「ええ、このラテ飲んだら
切りに行きます。これから妻と
美容院行くんですよ。今ここに彼女来るんです。」

「そ、それじゃ私そろそろ失礼するわ。
お喋り付き合って下さって、ありがとう!
久しぶりに楽しかったわ、長髪さん!
私の名前はローズ!」


「じゃ、また、ローズさん、
お元気で!僕はトムです。」

「あ、妻だ!サヴァンナ〜」

「さようなら、トムさん。」

「トム、あのおばあさんだあれ?」

「元 ハリウッドモデルの
ローズさん、ここナッシュビルで
リタイヤ生活らしいよ。
ロバート プラントとジミーペイジと
浮き名を流したんだってさ。」

「ほんとかしら、みんなそんな事言うのよね。
あなただって、You Tubeのコメント欄でさ、
『私は15歳だったけど19歳って言ってバックステージでトムとMake Outしたわ!彼は信じてたみたいよ。』何って書かれてたじゃない?」

「うん、まあね。」

「ファンの嘘よね🤥」

「…,,」

「違うの〜?」

「多分ウソだろ!もう30年も前のこと俺
覚えてないよ。」

「あやしぃ〜❗️いつかそのファンの子も
あんな、枯れた薔薇🌹みたいなおばあさんに
になって、あなたとの事自慢するのね。」

「80年代元華やかだった俺たちも同じじゃないのかい。
枯れたって薔薇さ!ローズさんも元シンデレラ
の俺も。違いは彼女は無理に美を留めようと
して、ちょっと不自然な感じになってるけど
俺はさ、ナチュラルに枯れてるとこかな?」


「そうね、髭剃って髪切って、染めて
今日は小ざっぱりしましょうね。元色男さん!

「俺は、ボンジョビのリッチーじゃないんだから
君一筋で!」

「あの人もほんと落ち着かないわよね!」

「はい、君にさっき買っておいた🌹だよ!」

「花で誤魔化されないわよ〜!」

「じゃ、俺のバックステージに遊びにおいでよ!
楽しませてあげるよ! ツアーバスに
乗せてあげるよ。」


「も〜あなたったら。私もステージで
一緒に歌ってるんだから〜ツアーバスで🚌
いつも一緒じゃない。クラブのバックステージなんて猫の額で何にも出来ないじゃないの!」


「ああ、そうだったね!キッスか
ボンジョビとツアーでも一緒に
しないと、君をバックステージで
喜ばせてあげたれないなぁ〜」

「じゃ、ジョンかリッチーの楽屋に私は
行こうかな?」

「え〜何だって!」

「私だって、16の時は彼らとね〜うふふふ」

「やめてくれ〜サヴァンナな聞きたくないよ!」

「あなただって、既に結婚してたのに
メンフィスのホテルのラウンジで声私にかけて来たじゃないの!」


「あれは、エルヴィスがキューピーに
なってたとしか思えないね!」

(大笑い)

「そうよね、私たちが結婚して、
来月2月3日にそのエルヴィスの
メンフィスのグレースランドであなたが
ソロコンサートするなんて、あの時は
考えてもみなかったものね。私がバックコーラス
でね。エルヴィスもリサも枯れる前に
逝っちゃったのね。プリシラは美魔女ね!」

「でもさ、バックステージでイチャ付くより、俺のバックコーラスの方がいいだろう!」

「まあね!私も貴方の後ろで歌う、枯れかけた
薔薇🌹ですけどね!」

「枯れても薔薇は🌹花の女王様だよ。」

「何ですって〜❗️」

「ハハハ〜Joke Joke!」


The End

トム キーファー  62歳
サヴァンナ キーファー 58歳

2023年 2月3日
トム キーファー バンド
テネシー州メンフィス グレースランドにて
コンサート予定



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