季節のかんし便り 〜 3月 〜
3月は年度末です。
いつもならないような提出物などの締切りや切り替えなどの時期で心も身体もせわしない日常ですね。花粉症でぼんやりしがちですが、うっかりミスに気をつけなくてはならないことが多くなります。
◆3月【啓蟄・春分・乙卯】
*啓蟄(けいちつ)3月5日頃
ひなまつりに欠かせない桃の花が咲き始める季節です。
さらに暖かい日が続くようになり、大地はゆとりが生まれてきます。
日本の七十二候にはないのですが、俳句をよむ方はご存知だと思います…
中国では*啓蟄の三候は「鷹化為鳩」といいます。(鷹化して鳩となる)
獰猛な鷹が春の暖かさで鳩くらいなりますよ、と何とも面白い表現だなぁと感じます。
ひとが春になると眠くなるのも訳ないのだと思いますし、日頃カッカしている人間は春になるとゆるく落ち着くのだろうか…とも考えてしまいます。
*春分 3月21日頃
小鳥たちが顔を出し私たちに姿を見せてくれる時期です。
この頃になると雨が多くなり始め、雷の音を聞くようになるといわれています。
鳥のさえずりや雷など『春』は、「音」がキーワードなのです。
『春』を表す位置は東方です。耳と深く関係がありますので、大自然の様々なものに耳を澄ますのもいいものですよ。
春の寒暖差を強く感じる方は軽減させるために耳を温めるのも良いそうです。
そして皆さんお馴染み『お彼岸』です。
といってもこれは仏事に対した言葉であって、神道では「社日」(しゃにち)といわれているそうです。
仏事の場合は先祖供養。
神道は“戌の日”が関わっているため大地の神に感謝しましょう、という時期になります。
*乙卯(宿命にある方も参考になさって下さい)
季節は仲春です。
人脈もあり、ひととの調和をとるのがとても上手なあなたです。
ひとに会えば誰にでも笑顔で接しますが中身はなかなかの芯の強さをお持ちです。
自分の意にそぐわないことはニッコリと柔和な振舞いでNOの気持ちです。
女性が宿命に持っていると良いとされ組織や集団の補佐役には最適に役目を全うします。
例えていうなら、選挙出場に貢献するような政治家の奥さまの姿のようでしょうか。
健気に夫の当選だけを信じ、夫よりしゃしゃり出ではいけません。
いつみても控えめにどんなひとにも頭を下げ…という感じです。
元々エネルギーの強いあなたですので、強めるよりは洩らすことでバランスをとりましょう。
大丈夫です。あなたの強い気質はまわりにはバレていません。
◆季節のひとりごと
春は山菜の美味しい時期です。
田舎の山奥出身の母に山菜についていわせると、「田んぼのあぜにいっぱい植ってるものが都会ではあんな高値になるのね…」とボソリ。
私は子どもの頃から山菜好きなので、ひと通りどの山菜も天ぷらにして食べたいです。
ですが、ここではあえて「ワサビの花(茎と花)のお茶漬け」に目がないといいたいです。
短い期間ですが都内のスーパーでも手に入ります。
小さな白い花がかわいいです。
ひとくち大にザクザクと切り、耐熱容器に入れアツアツの熱湯をひたひたにして蓋を閉じ一晩おきます。
翌日、白飯の上にワサビの花を少しのせ醤油を少し垂らし、すでに辛くなっている水分も気持ち加え、あとは熱湯で。
ピリッと鼻をつくような辛さですが、独特の香りが後をひきます。
お刺身で使うようなワサビと違って、もっと鋭い辛さで、すーっと消えていきます。
私は容器の蓋を開けるたびにクンクンしてから辛さを確かめるようにしてお茶漬けを楽しんでいた子ども時代でした。
ツーンとくる和の辛さもいいものです。
春になると食べたくなります、ワサビの花。
智泉堂/清徳泉里
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智泉堂では、東洋占星術「算命学」を用いて個人鑑定を承っております。
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