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主婦の「自由時間」満足度100%と1%の違いは自分が心から好きなことを楽しんだかどうか。
この10月から「幼児教育無償化」になる。幼稚園の月謝がほぼほぼ無料になるというわけだが、支給上限額があるので、それを上回る額の場合は差額払ってねってw。うちの幼稚園はセレブでもなんでもないのに、土地柄的に月謝が高い〜。しかも2人一緒に通ってる〜。なので差額代が発生するとはいえ、アリガタス。アリガタス。
◾️幼稚園の母親たちは働かなくても子供を延長保育に預ける
まず断っておきたいのが、幼稚園にも延長保育という夜まで預かってもらえるシステムがあるので、バリバリ働いているお母さんもいらっしゃいます。が、少数派です(うちの幼稚園の場合)。
しかしなぜか、延長保育はいつも満員。幼稚園側から「私用でのご利用は極力控えてください」「お仕事がお休みの時は、なるべくお子さんと一緒にいてください」って通達がしょっちゅう来るほど。要するに働いていないお母さんでも、急用などがあればスポット的に子供を預けられるのだが、そのスポットちゃんたちが異様に多いって話。
幼稚園の母親たちは、そんなに急用でスポット的に延長保育を利用しないといけないほど、毎日忙しいのか?
わたしの見解ではNOですよ。ノー。。
◾️遠距離バスでアウトレット行っちゃう人もいる
「ママの息抜き」は本当にピンキリ。ちょっと都内に美味しいランチとショッピングって人もいれば、朝子供を幼稚園に送り出したら、その足で駅に行き、アウトレット直通バスに乗り込んで、軽井沢のアウトレット行ってきた人もいる。みんなよく考えている。自分の自由を謳歌するために、試行錯誤している人が多い。
わたしも延長保育を利用したことがあるが9割は仕事。そしてほんのたまにいいかな〜って思って遊びを1割投入すると、そういう日に限って、子供が黄昏泣きして園で待っていたなんてこともあった。我が子は、おうちが大好きなのだ。それでとても反省してしまい、それ以来、仕事でも預けるのをやめた。
◾️常にイライラしている母親もいる
特に働いてもいない。旦那もなかなかの高給取り。子供達が幼稚園や学校に行ってしまえば、わずかでも毎日自由が待っている。と言いつつ延長保育が欠かせない人がいる。上の子供は毎日学童保育に行かせて、買い物に行ったり、友達と食事をしたり、ジムにも行って、日帰り旅行したりと楽しんでいる。
んが、彼女はそれでもいつも子供たちにイライラが止まらないと言っている。
わたしは聞いた。「平日昼間、何もない日は何してるの?」
彼女は意気揚々と答える。
「とりあえず〜、フォローしてるTwitterチェックして〜、インスタみて〜、スマホゲームして、ネット漫画読んで〜、適当にお昼食べて〜ちょっと昼寝してる。そうするとあっという間に帰ってくるんだよね〜。子供達」
「特に何をするってわけでもないんね」
「そうだよ〜。あれっぽっちの時間じゃ何にもできないじゃん。ほんと刺激がない生活で退屈〜。子供もイライラするし。自由が欲しい!!!」
自由が欲しい?
自由が欲しいって、今いった?
あれっぽっちの時間って、ゆうに5時間くらいあるのに?
◾️預けて自由になって「満足」したのか?
わたしが延長保育を利用していた時は、フリーの仕事も駆け出しだったし、とにかく仕事を手にしたい気持ちでいっぱいだった。お金がたくさん入ってきたら、それで贅沢して息抜きしたくなってしょうがなかった。
でも心に余裕があったかというと、全然なかった。幼稚園に迎えに行けば「ママ〜」って可愛く寄ってくれるけど、持ち帰ってきた仕事もやりたいし、ご飯も作らなきゃ、洗濯物・・・明日の準備・・・なんて追われてばかりで。
帰る早々「お腹すいた〜」って言われて怒ってしまったこともあった。
延長保育で預けて自由になって、自分のやりたい仕事をして、お金をもらって贅沢もできたりして「自由時間」がたくさんあった1日のはずなのに、子供が現れた途端に、もう次の「自由時間」が欲しくなる。自由が常に枯渇している状態。
自由を刹那的に利用していると、薬物でもきれたかのように「お迎えの時間」がきて、またイライラしたり、余計に疲れたりするんだ。「満足」なんてしない。
そして二言目には「あー、自由が欲しい」とか言ってる。
◾️自由時間の無駄遣いでは、「満足」は永遠にこない。
自分が好きなこと、やりたいことをきちんとできている人は、毎日たった30分しかない自分の時間だって、満足できる時間を過ごすことができる。
例えば毎日30分、noteの時間を作ってアウトプットしていくことで、自分の成し遂げたいことや、伝えたいことを地道にコツコツ成せる時間は、果汁100%のオレンジジュースのように濃縮で、密度があって、コクがあって、少量でも満足できること同じ。
うっすい果汁1%のジュースで、飲んでも飲んでも、オレンジ風味しか感じられないから、ガブガブ1リットル飲んで腹を壊して「あ〜飲まなきゃよかった」ってなるような「5時間スマホいじり」は、自由時間を謳歌でもなんでもない。ただの怠け者だ。
◾️「満足度100%」で生まれる「子供への感謝」
わたしの場合、子供を預けてまで、やりたかったフリーの仕事だったのに、仕事をもらうことに日々追われすぎて「自分の好きなことを仕事にしている」という気持ちが見えなくなった。「自分の好きなこと」だと認識が薄くなって、イライラしていたのだ。
実際、延長保育をやめて、子供が幼稚園に行っている間だけの仕事にしようと決めてからは変わった。自分の仕事が軌道に乗って、クライアントとのやりとりも順調で、仕事終わりに一息カフェでお茶を飲んでから、幼稚園のお帰りの時間に迎えにいく。不思議と子供達の「ママ〜」と抱きつく姿が大好きだと思えるようになり、仕事帰りに寄ったケーキ屋でおやつを買って、午後のひと時を楽しんだ。
「ママ、お仕事頑張れたよ。幼稚園、頑張ってくれてありがとう」と言えた。
前述した、アウトレットの買い物も、ジムも、日帰り旅行も100%満足できる「自由時間」であるならば、子供を迎えに行った時に「素敵な時間をありがとう」って思える。これが100%の力なのだ。
◾️1人で過ごせど、満足できないのは「果汁1%」の証拠
自分の自由時間と、そのあとの主婦時間を思い出してみて。その自由時間は、自分が心から好きだと思えることを楽しんでいるか?スマホを見るのが、何よりも好きなんだったら、問題ない。スマホのゲームで、e-スポーツを目指すなら、そんな時間も大切だ。でも、そうではないなら、自分の「自由時間」のあり方を考えてみて欲しい。そこから、子供との過ごし方が大きく変化することもある。
あんなに仕事を欲しがっていたわたしが「午前中だけ集中して働こう」と勇気を持って線引きした。延長保育もやめて自由時間は結果的に減った。でもより濃厚なブラッドオレンジジュースを手にした気分は、何にも代えがたい「幸福」だよ。
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