カワアイサ、冬を呼ぶ鳥。
先日、A川を眺めていました。
山の間を流れてきた川が合流するような、わりと大きな川です。
私が眺めている場所から少し上流に水が貯まって流れがゆっくりになった場所がありました。
ここにカルガモやマガモが来ているのを見ていました。
白い印象の水鳥がやってきて、派手に着水しました。
そのとき、なにか知らない鳥がやってきた……と思いました。
しばらく双眼鏡で見ていて「カワアイサ?」と気がついたのです。
上流へ歩き始めました。
少しでもカワアイサの近くへ。
カワアイサは何度も水の中に潜って姿を消しました。
見ているうちに、潜る際に顔が向いている方が進行方向なのだと気がつきました。
ツンツンそうなくちばしをしているのに、わりと素直な子です。
潜るタイミングを見逃さなければ、だいたい次に出てくる方向が分かり、すぐに見つけることができました。
アイサは秋去(名前に諸説あり)、本格的に冬が来るときに現れる鳥です。
カワアイサを見た次の日から、本当に厚手のコートが必要な気温になりました。