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鳥見ハイキング<再びN貯水池編>3/3話 2022年7月 ヨシゴイ登場。

    前回に続いて2回目のN貯水池です。
 鳥がいそうな場所を、あっちへふらふら、こっちへふらふらと移動していました。

 真夏の太陽の下はかなりの温度だったと思います。
 ハスの下を移動する鳥もあまり見かけなくなりました。

 そろそろ潮時かなと周囲を見ていたとき、大きく反応した鳥屋のおじさんがいました。
 カメラを向けて、パシャパシャと撮っています。

 その人のお仲間も集まってきました
 「まだ、ひなだ」
 「でも縦縞がある」
 被写体の容貌について、なんだか勝手なことを言っていました。

 私も貯水池をのぞき込んでみました。
 ハスの葉の影にいたのはヨシゴイでした。

 なんだ、珍鳥って、もしかしてヨシゴイ?

 ヨシゴイはわりと飛ぶので、一度見失っても、次に飛んだ先から追いかけることができるように思います。

 ハスの葉の茎を両足で握るようにしていて、器用に茎から茎へ渡るように移っていきます。
 たまに葉が大きく揺れて、葉の陰になっていても居場所がつかみやすい感じがしました。

ヨシゴイ

 貯水池の周りを歩いている人の中に日傘を差した女性がいました。

 鳥屋のおじさんがその人に
 「傘が邪魔して、後ろの人が見えないだろ!」
 女性は「すみません」と謝罪して、場所を譲ったようでした。

 広い貯水池で、かなり余裕を持って見渡すことができるのに、傘ひとつが邪魔だなんて、心が狭いなぁと思いました。
 鳥を撮るときは、もっと心を広く大きく持たなきゃ、いい写真は撮れないぞ、と。

 とにかく気温の高い日でしたので、このあたりで切り上げました。

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