見出し画像

はじめまして、イソヒヨドリ 探鳥会レポート<谷津干潟編>1/4話 2024年9月

 先日、日本野鳥の会東京支部の探鳥会に参加してきました。
 集合場所は南船橋駅です。

集合場所

 駅が集合場所だという探鳥会は初めてです。
 なんだか新鮮。

 この日は探鳥会の予定がなかったので、どこか行けそうな所はないか調べて、ここを見つけました。
 移動距離は長いけど、意外にも集合時間に間に合うのです。

 間に合うなら決まりです。

 念のため干潮の時間を調べました。
 干潮は朝の5時代、集合時間は10時なので、干潟は無いかもしれないと思いました。
 こればかりは仕方がないです。

 集合時間30分前に旗が出ているのを見つけました。

 「日本野鳥の会東京支部」

 この日は駅前の風通しが良く、チラシが何枚も飛ばされていました。
 たまたまその場に駆けつけた私、一緒に追いかけて2枚拾って、受付の男性に渡しました。

 飛ばされた紙と交換でいただいたのは、鳥合わせの紙と広報、鳥のチラシを挟んでまとめたものでした。

 今日は一般参加です。

 受付は板に挟んだ紙で、他の人は○○区とか□□市と書くのを、私だけ◎◎県と書きました。
 目立つ(笑)

 早く着いた人たちが
 「前はあの建物にハヤブサがいた」
 「向こうのマンションにツバメがいた」
 などと教えてくれました。

 集合時間になって
 「集まって下さい」
 と、声がかかりました。

 今日の担当役員の紹介がありました。
 「今日、ここは初めての人」
 私以外にもたくさんの手が挙がり、心強く思いました。

 ラミネート加工した紙が出てきて、紙芝居が始まりました。
 谷津干潟はラムサール条約に指定されていること、元は大蔵省の所有だったことなどを話してくれました。

 谷津干潟は水路で海とつながっているので、干潮が2時間くらい差があるそうです。
 鳥も時間差を知っていて、近くの海岸で満潮になったら谷津干潟へ移動してエサの続きを食べたりするらしい。

 干潟の知識が深まったところで移動を始めました。

 探鳥会ご一行が最初に向かったのは、地図で見ると飛び地みたいな位置にある、お手頃サイズの水辺でした。

ダイサギ、アオサギ、コサギ

 ちょうど鉄パイプが立っていて、その上にイソヒヨドリがいました。

 スコープ隊がスコープを設置してくれたので、覗かせていただきました。

イソヒヨドリ

 スコープ隊というと精鋭のイメージでしたが、東京支部には見習いのようなスコープ隊もいました。
 スコープの需要が高いって事ですかね。

 参加者の女性が
 「そこに何かいます」

 みんなでじっくり観察して、やがて
 「あれはキアシシギじゃないか」
 ということになりました。

 スコープ隊がスコープを設置してくれたので、ここでもスコープのお世話になりました。

真ん中にキアシシギ

 近くの茂みから
 ギェェェ

 「あれは何が鳴いているんですか」
 「あれはオナガ」

 その人は岡山出身らしくて
 「岡山にオナガはいなかった」
 「東京に来て、東京にはまだ始祖鳥がいると思った」
 と言っていたのが面白かったです。

 探鳥会ご一行、しばらく水場を眺めてから、元来た道を戻りました。

コサギとダイサギ

2につづく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?