【嫌な上司との付き合い方】おだまり、ローズ 子爵付きメイドの回想
バリューブックスさんで購入。
このメイド話は真実ではあるけど、これが基準と思ってはいけない。
メイドもこのご主人も相当の曲者です。
アスター子爵夫人は今風に言いますと「パワハラ上司」です。さっきと言っている事が違う、こんなこと最初に言ったら新入社員(ここでは新人メイド)は翌日はいないでしょう…という言動の連発。これが貴族のスタンダード、、、ではないですね。
でもこの本の作者のメイド「ローズ」は負けていなかった。メイドがこんなこと言っちゃう?ということまでご主人に言う。そして喧嘩!!
その喧嘩のやり方が面白い!そしてそれが嫌悪から来るのではなく、ご主人に対する愛情で最後には立場は変わらないけど「友情」にもなる。
アスター一族、アスター子爵、これだけでWikipediaにも載っちゃうような凄い一族の豪華なパーティーや海外旅行の話も面白いけど、難しい仕事に挑む「お仕事本」として楽しい一冊です。新品だと3000円近いお値段でお高いですが、読む価値あり!です。