「正午派 2025」
鳩の撃退法を読んでから、
佐藤正午センセイに取りつかれている。
そんなわけで、1月7日に発売された。
「佐藤正午 2025」を読む。
エッセイもあり、短編もある。前に出版された「正午派」には、未だ映像化されていない作品の脚本が掲載されていたらしいが2025版には、それがカットされそれ以降のエッセイや小説が入っている。
私は佐藤正午センセイの作品を読む時は「読書」ではなくて「佐藤正午」をしている、んだと思う。そしていつも打ちのめされている。(「鳩の撃退法」の「鳩」は読み手の事なんじゃないかと思う。)
ファン必読とあるが、寧ろ「ちょっと読んでみたいがどれから読むのか迷っている」人にもお勧めである。
作家としての40年間の文章が詰まっていて、
年表まで載っている。
ひと通りこの本を読んで一番気に入った文章の年代から読めば楽しめるのではないかと思う。
自分も全作品読んだわけではないので、この方法で次に読む本を選ぶ予定。
そして、春には新刊が出るらしい。