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【階級に取りつかれる、とは?】英国紳士の生態学 ことばから暮らしまで


もともとは「階級に取りつかれた人々」という書名だったそうです。

英国階級系の本、読み進めています。読んだものをもとにまとめ記事なんかできればいいのでしょうが、私のそこまでの能力がなく、ひたすら感想を書くだけになっています。

今回は「英国紳士」ではなく、どちらかというとロウワー・ミドルからワーキングクラスまでの話でした。
とことん風刺されるというのはどこの階級でも同じなのですが、当時を描いた作家として、H・G・ウェルズが紹介されていたことに驚きですね…。ウェルズってSF作家のイメージしかなかったのです。

階級社会は辛いよ


日本にはない面白さだな、と感じたのは「U」と「non-U」の言葉遣いの違い、これは大げさに言っているのか現実としてあるのか?はわからないのですが、「non-U」(nonアッパークラス)はあえて物の言い方をストレートにしない、というのが大前提だそう。
最初の言葉が「U」で二番目が「non-U」ということですが、
自転車 bike cycle
トイレットペーパー lavatory paper toilet paper
裕福な rich wealthy
とまあ、日本語が母語の私にはさっぱりわからないです。色々探してみたのですが、このU non-Uの違いは昔と比較すればだいぶ現在はフラットになってきているとのこと。
しかし、これは英語(特にイギリス英語)を学ぶときに結構な「壁」だな、と感じます。
また、この単語の使い方の違いを風刺した「詩」が紹介してあるのですが、解説がなければさっぱり面白さがわからないだろうな…。

他の国のことだけど私が面白いと思う理由

あんまり、ハッピーさやポジティブさのない本なのですが、この「イギリス階級もの」が面白いと思う理由がこの本を読んで少し分かった気がします。
私達の周りにも昔の英国ほどではなくても「何らかの階級」ってあるよね、その答えを学んでいるような気がします。
見えない階級の中でどう考え、行動していくか、それが昔のイギリスから学べる。こんなにおもしろいことはないですし、暫くは続きそうです。

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