和風な秋のお花
8月は夏休みだったいけばなのお稽古も、9月になって再開しました。
しょっぱなから、研究会のお稽古になりまして💦
私は出席していない研究会は年に数回(7〜8回?か?💦)
クラスによって課題が決まっていて、支部以外のところから先生が来られて採点されます。
いける時間は50分。なかなかハードな「テスト」です。
私のクラスのお花は「ホトトギス、小菊、ヒカゲノカズラ」で、自由にいけるのではなく「様式」に沿ったカタチでいけていきます。
今回もこちらの花留め「七宝」を使います。
三つ付き七宝を1つ、二つ付き七宝を2つ使って、丸い水盤に「様式通りに」
ホトトギスはユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種。
関東以西と北海道の南西部の山地の半日陰地に生育する。
観賞用に栽培もされています。
(これは栽培されたとみて間違い無いです🤣)
トップ画面にお借りした写真のように、紫色の斑点のある可愛いお花が咲きます。
これを「時鳥(ほととぎす)」の胸元にある斑点に見立てて名前がついたとされています。
今回のホトトギス、栽培種なので、たいそうご立派でおられまして💦
自然に生育しているものなら、もう少し茎も細くて葉の間隔も広いのですが、なんだか緑でぎっしり!詰まった感じになっちゃいました(^◇^;)(これは私のせいじゃないよね〜🤣)
さて、今日のお話は下草に使った「ヒカゲノカズラ」について。
こんなものを、軸から外すようにカットして重ねて水盤の中に入れています。
蔓が長くて表裏がはっきりしているので、表ばかりが見えるように重ねないと、入れてから「あらら、裏の軸が見えてる!」になってしまって面倒です💦(何度かやりました)
今まで「ヒカゲ」というと、こちらがよく使われていて・・
同じように、緑でふわふわっとした「ヒカゲノカズラ科」の植物ですが、こちらは先の5〜6センチをカットして、それを3〜4つ合わせて(この写真のミニチュア版のような形にして)水盤の淵に添わせて立てて入れていきます。
タチヒカゲは名前の通り、立てて水盤に入れていくのに対して、今回のヒカゲノカズラは水面にそっと置くので、少し優しい雰囲気に仕上がる感じがしました。
共通しているのは、どちらも水盤より上にも外にもはみ出さない、ということ。
はみ出すと・・・散らかっちゃった?って印象が強くなるよね😅
秋をちょっとだけ先取りしたお稽古になりました。
見てくださってありがとうございました🎶