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花菖蒲をいける
火曜日はいけばなのお稽古に行ってきました。
今回のテーマは「花菖蒲」
*以前の記事で「アヤメ科のお花の種類」を解説しております。よろしければご覧ください*
今回は「花菖蒲(はなしょうぶ)」の一種いけです。
いけ方の名前がついていて「写景盛花様式本位」と言います。
簡単にいうと「景色を写し、花器に盛るようにいける、決まりのある(=様式)いけ方」という感じになるかと・・・🙄
前にいけた燕子花(カキツバタ)は女性的に、花菖蒲は男性的に扱うと、昨今のLBGなんちゃらの方々がお聞きになると「けしからん!」と言われるかも知れませんが、そんな感じに決まっております。
また「カキツバタは葉を見せる、花菖蒲は花を見せるようにいける」とされており、カキツバタの方は四季折々の葉の見せ方(いけ方)があるのに対して、花菖蒲は花が綺麗な季節にしか初夏にしか使われません。
なので、花菖蒲はこの時期だけしかお稽古できない貴重なお花なのです。
今回は花菖蒲3株挿しのお稽古になりました。
基本は5株、7株と奇数で増えていきますが、今回はお稽古なので3株で。
前にお稽古した「カキツバタ」と同様に、葉っぱを組み合わせる「葉組み」をしていきます。カキツバタと少しずつ違うところがあり・・・混乱の元になるところです💦
葉っぱと格闘しつつ出来上がったのがこちらになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1684329485716-mHIsPD9caI.jpg?width=1200)
スッキリした立ち姿に仕上げていきました。
ではここでクイズです。
下のカキツバタの葉組みの仕方と、どこが違うでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1684331186078-meYhPQN7uQ.jpg?width=1200)
正解は・・・?
まず、花菖蒲は葉をあまり広げずにスッキリまとめ、葉先だけ少しだけ開いているのに比べ、カキツバタでは葉をゆったり広げた感じにします。この作例は春の3株挿しなので、左と右の手前にある葉が5枚使われています。
さらに、カキツバタでは真ん中の葉っぱを低く使うのに対して、花菖蒲の方は3枚組の葉の真ん中を高く使っています。
お稽古終わって家に帰って・・・もうこれは変身できません😅
なのでそのままいけて・・・一日経って・・・
翌日の夕方、後ろのお花が綺麗に咲いておりました🤗
![](https://assets.st-note.com/img/1684331307522-npbltCnrMm.jpg?width=1200)
やはり花を見せる花菖蒲。咲くと迫力が出る感じがいたします。
今回はカキツバタと花菖蒲の作例を比較してみました。
自分でもこうやって見比べることはあまりないので、良いお勉強になりました(*´艸`)
今日も見てくださり、ありがとうございました(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ