インド伝統医学アーユルヴェーダで学んだこと
アーユルヴェーダ医学を学んだと言っても.十数年前の事です。
当時、インド在住の外国人初のアーユルヴェーダ医師(インドの国家資格)でもある、日本人の医師、イナムラ・ヒロエ・シャルマ氏の講義でした。とても穏やかで丁寧な講義は思わず引き込まれてしまう時間を過ごすことができたものです。また先生は恐れ多いことに、国立アーユルヴェーダ大学大学院学長というのは後で知りました。
講義に5回程受講しただけですが、
それはとても興味深く、勉強するにつれ感動で、体質や食事の大切さの理由が分かったことで、とても意義あるものでした。
特に食に関して思想、哲学についての講義は後々、私にとり有意義なものでした。
アーユルヴェーダ(他に中国医学、ユナニ医学)は世界三大伝統医学の一つであり、三千年の歴史があるのは誰でも知る所です。奥深く中々長い道のりです。
理念 ◉ 体液、病素のバランスが崩れると病気になる(これをトリ・ドーシャという)
そこで何を知ったかというと、人間のからだは、体質を3つに分けられます。
その体質に合わせた食事を摂り、季節の変化に応じた食生活をする事で、3体液、3病素のバランスを測り、病気予防が成り立つという事です。
ドーシャバランス
1、 ヴァータ体質(痩せ型、寒さに弱い、呼吸器系、精神疾患)
1、 ピッタ体質(中型、辛い物好き、短気、消化器系統、肝、膵疾患)
1、 カパ体質(肥満、かた肥、気管疾患、糖尿、関節炎、アレルギー体質)
大まかに書いても、周りの人を見たら当たっている人がいるのではないかと思います。
その後、色々と仕事上でアンケートを取って調べた事もありましたが、さすが、インド三千年の歴史を誇る物だと感心したものです。
日常、私はできる時は、料理において、アーユルヴェーダ医学で学んだ事を取り入れています。
インドと日本は気候風土も違っても共通する所あるので、これからもまた勉強して実践出来たらと思います。