英検新形式の要約問題(英検2級、準1級、1級)をChatGPT(人工知能)で勉強する
英検に追加される要約問題は難しい?
一見難しく思える要約問題ですが、実は小学生中学生にはチャンスです
今回の英検2級の修正では要約問題が追加される代わりに文法問題が無くなります。無くなる文法問題はたった3問ですが、高校2年生3年生レベルの「仮定法」や「分詞構文」など難解な文法から出題されるため、小学生中学生ではスコアを取りにくいパートでした。
では追加されるようやく問題ではどの程度の文法力が必要でしょうか?文章の言い換えやまとめる際に文法の力が必要なものの、特に重要なのは「関係代名詞」「比較」「不定詞」といった中学英文法、英検で言うところの3級レベルの文法を使いこなせることが重要になります。必要とされる文法の知識は少なくなりその分実践的に利用する力が必要となります。小学生中学生でも十分身につけることができるようになったと言えるのではないでしょうか?
要約問題攻略の手がかりは「核」を見つけること
要約問題において最も重要なことは文章の中で最も重要な一文を見つけることです。
核、急所、と言っても良いかもしれません。
これを見抜くこと見つけることが最も重要な理由はこれを外すと要約できなかったり、全く趣旨と合わない要約文が出来上がってしまうためです。
核を見つけて英検の要約問題を攻略
最も重要な一文は、主題(Thesis Statement)と呼ばれます。
これを見抜くためには、文章の構造を理解することが重要です。
例えば3つのパラグラフで構成されている文章で各パラグラフの構造が次のようになっているとします。
パラグラフ1:背景と問いかけ
パラグラフ2:具体的なケース1
パラグラフ3:具体的なケース2
このようなパラグラフ構成の場合、最も重要な主張はパラグラフ1にある可能性が高いと考えられます。
それはなぜか?パラグラフ2とパラグラフ3が具体例となっているためです。通常主題は抽象的な表現になり文章全体を包み込むような表現となります。そのため具体的な例やケースは主張になりにくいと考えます。
独学で英検要約問題を攻略する!
市販の要約対策本、問題集は使える?
この要約の核心部分を見つけるトレーニングはたくさんこなして慣れていきたいものです。要約の対策本は市販のものは東京大学や京都大学の要約問題の対策レベルとなり難問を取り扱うものが多いのが現状ですので、英検2級や準1級の対策の場合はもう少し読みやすい文で練習したいものです。
Chat GPT(AI人工知能)を使って自分のためのオリジナル問題を作ろう
独学で対策するには次の方法が良いと私は考えています。
Step1. 英検の過去問やネットの記事などでまだ読んだことのないものを用意する。
Step2. 文中から主題(Thesis Statement)を探す。
Step3. Chat GPTに次のプロンプトで質問する。
Find the thesis statement of the following article.
〜〜〜文章をここに貼り付け〜〜〜
上記方法でChat GPTを使うにはBingのCopilotを利用すると最新バージョンが利用できるため良いかと思います。
こんな使い方があるよ!もっとこうしたほうがいいよ!というアドバイスご提案がありましたらぜひコメントを頂けましたら嬉しいです。