プレートテクトニクスと大地形と小地形の概要 #2
今回は大地形をさらに深掘り!
★大地形
キーワード
・造山帯は3つの分類出来る
・安定陸塊
・古期造山帯
・新期造山帯
造山帯とは過去に造山運動を受けたか、または受けつつある地帯のことをいう。ほとんどの造山帯は、長く帯状に連なっていることが多い。
安定陸塊とは先カンブリア時代以前に地層が固化し、それ以降に大きな造山運動を受けなかった地域のことをさし、楯状地や卓状地になっている場所が多くある。
例) ロシア、カナダ、インド、ブラジル、オーストラリア、南極など
古期造山帯とは先カンブリア時代頃にに造山運動を受けて、古生代以降はあまり地形の変動が起こらずに長期にわたって侵食などを受けている場所が多く存在する。そのため、平野や丘陵地になっている場所が多い。
例) スカンディナヴィア山脈、ウラル山脈、アルタイ山脈、アパラチア山脈、グレートディヴァイディング山脈、テンシャン山脈(天山山脈)、ドラケンスバーク山脈、モンゴル高原 など
また、天然資源として石炭が多く分布しているが、古期造山帯だけに分布しているわけではないので注意が必要。
新期造山帯とは中生代・新生代以降に造山運動を受けた場所である。また、現在でも造山運動が起こっているため、エベレストのように毎年標高が高くなっている地点も存在する。
例) 環太平洋造山帯、アルプス・ヒマラヤ造山帯
ではまた次回!