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まずは出来たことを褒めようと思った話

こんにちは!りーこです。2023年も11月です。早いですね。
さて、最近「出来たことを褒めず、出来ていないことを指摘することの弊害」について考えることが増えたので、それを記事にしてみます。
そもそも、日本では義務教育で「減点思考」を多く採用していますね。「減点思考」とは、完璧な状態を100として短所や失敗したことを減点方式で評価するものです。この「減点思考」を用いると、「出来たことを褒めずに出来ていないことばかりを指摘する文化」が成り立ちやすくなります。


きっかけはアメリカ人同僚のコミュニケーション

わたしは日本企業に勤めていますが、今年アメリカ人の方が中途採用で入社してきて同僚ができました。彼とのコミュニケーションを通して学んだことは「指摘の前に褒めること」「失敗を悪者にしない」の重要さ。褒めて褒めて褒めて・・・そのあとにやっと指摘できるのです。それもせずに指摘したり、失敗を責めるような発言を少しでもしたら、怒ってどこかに行ってしまいますw

そんな中、日本人同僚の社内プレゼンテーションを聴講したとき、違和感を覚えた出来事がありました。私は社内向けとしては十分なプレゼンだと思ったのですが、発表者の上司は褒めもせずたくさんの細かい指摘をしました。日本人には当たり前の光景ですが、わたしのチームメイトのアメリカ人に同じことをしたら、明日から会社に来なくなることでしょう・・・

出来ないことを責めるだけだと自己肯定感が下がり完璧主義になる

忙しい合間に用意したプレゼンテーションに対して、褒められることなく細かいミスをつつかれることを繰り返すと何が起こるでしょうか。
他の例でいうと、子どもが80点を取ったとき両親から「なんでここミスしたの」と言われたらどうなるでしょうか。

失敗やミスをするのが怖くなるでしょうし、自分にはまだ「足りない」んだという気持ちが生まれます。
この「足りない」気持ちは、自己肯定感を下げます。また、もっと完璧にしなきゃ、100点取らなきゃの思考になり、完璧主義になりやすいです。

局所的な完璧主義になると全体のアウトプットが減る

人間はミスをするしど忘れもする不完全な存在です。
そんな我々人間が成果物を完璧に仕上げることを目指すと、どうしても時間をかけることになります。局所的な完璧主義になりがちで、全体のアウトプット量を下げたり最終目的を見失ったりしがちです。
あと、何より「完璧主義」はメンタルによくない・・・

結論:減点主義は指摘文化を生む。指摘文化は完璧主義を生む。完璧主義には弊害が多い。

わたしも日本の減点主義で育ってきましたし、結果完璧主義よりの思考を持ちがちです。ただ、それが海外で通用するかと言えば否ですし、やはりデメリットが多いです。

出来ないことには片目をつぶり、出来たことに目を向けたい

他人にも自分にも、そうありたいと思います。子どもが80点のテストを持ち帰ってきたら、すぐ褒めてあげたい。同僚のプレゼンにはまずは、拍手と良かった点を述べたい。引いてはそれが自分の「完璧主義」を和らげて、生きやすくしてくれるから。




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