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短編『何も気にならなくなる薬』その265

とあるXのアカウントに執拗に嫌なことを送る輩がいる。
事あるごとに文句だのなんだのを言っている。
その人に一言申すのであれば、
「暇なんですね」の一言に尽きる。
そんなやつの人生がどんなにつまらなくて情けないかが見てみたい。
いや、もしかしたらそうしないと自分の人生を肯定できないのかもしれない。
人を傷つけないと自分の幸せが確保できない環境にいるのかもしれない。
そうなるとなおのこと可哀想でならない。
今やブロックやミュートができるというのにそれでも熱心に送るのだから、相当個人的な恨みがないとそういうことはしないのだと思う。
インターネットは世界中の人とつながることができるが、こういうつまらないことを匿名で言ってくるのは、案外身近な人間だったりする。
言われている人は悩んでいたが、そんなくだらないやつを相手にする価値はあるのだろうか?
そんな姑息なやつに自分の人生を邪魔されていいのだろうか?
自分の人生を謳歌できない人はやはり人の人生にばかり目がいく。
あぁはありたくない。

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魚亭ペン太(そのうち公開)
美味しいご飯を食べます。