「報連相」についてのあれこれ
4月に入り、新入社員が職場に入ってくる季節になりました。
新入社員教育で「報連相(ほうれん草)」という言葉が出てくると思います。今回は「報連相」について取り上げてみたいと思います。
「報連相」とは「報告・連絡・相談」の頭文字を合わせたものです。そして、ビジネスにおいてコミュニケーションの基本でもあります。
そんな私も25年以上昔の新入社員教育でこの言葉を学びました。
かつてその時のテキストを本棚から引っ張り出して改めて読んでみると
上司に対して「報告・連絡・相談」を行う
報連相に「し過ぎ」はない
言い忘れて問題となる
報連相はタイミングが大切
いつまでも自分で抱えていると情報が腐る
といった内容が載っています。つまり、仕事において指示を出した人に対して進捗状況を報告、連絡し、起きている問題について相談するといったイメージとなります。
しかし「スピード」や「効率」が重要視される中では、判断を受けて行動するまでに時間がかかるなどの理由で「報連相」は時代遅れ、更には「いらない」とまで言う意見も出てきました。
そんな私も、上司とのコミュニケーションの中でせっかく報連相に行っても頭ごなしに否定されたり、自分で抱え込むうちに報連相のタイミングを逃して問題が大きくなったりということも経験してきました。
また、上司と部下の関係も「フラットな関係」も増えてきて、上下関係だけでなく横の関係も重要な時代でもあります。
そんな中で「報連相」を円滑に進めるために「おひたし」や「ちんげんさい」といった新たなマナーも出てきました。
これらのことを踏まえて周囲との円滑なコミュニケーションを心掛けていきたいものです。