見出し画像

古今集 巻ニ 春歌下 90番

ならのみかどの御歌

ふるさととなりにしならのみやこにも色はかはらず花はさきけり

奈良の帝の御歌
いにしえの里となってしまった奈良の都にも色は変わらないで桜の花が咲いている

 奈良の帝は平城天皇のこと。父の桓武天皇は都を京都に移しましたが、平城天皇はいろいろな事情や懐かしさで弟の嵯峨天皇に譲位した後、平城宮に戻って暮らされました。なので奈良の帝とお呼びします。
 いろいろな事情とは、薬子の変などです。

#古今集, #春, #平城天皇, #奈良の帝, #桜


いいなと思ったら応援しよう!

ちのみゆき
応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。