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古今集巻第九 羇旅歌 416番

かひの国へまかりける時、みちにてよめる

みつね

夜をさむみおくはつ霜をはらひつつ草の枕にあまたたびねぬ


甲斐の国へ行く時、道中で詠んだ歌
凡河内躬恒
夜が寒いので置く初霜を払いながら、野の宿りの枕に幾度も旅寝をしたものだ

赴任する国へ行く場合の旅では、従者はいるでしょうから、荷物や食料は運ばせますが、宿はありませんから途中では野宿だったようです。

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