古今集 巻一 春歌上 4番
二条のきさきの春のはじめの御うた
雪のうちに春はきにけりうぐひすのこほれる涙今やとくらむ
二条の后の春の初めの御歌
雪の降る中、立春が来ましたね。
鶯の凍った涙も今からはとけるような春がくるのでしょう
御歌なので二条の后がお作りになったものです。
二条の后は、清和天皇のお后(女御)の藤原高子のこと。
伊勢物語では、藤原高子は入内する前に在原業平と駆け落ちしようとして芥川(高槻市)で鬼に食われた(捕まって都に連れ戻された)という話が書かれています。
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