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古今集巻第十一 恋歌一 525番

題しらず

よみ人しらず

夢のうちにあひ見むことを頼みつつくらせるよひは寝むかたもなし


題しらず
よみ人しらず
夢の中で相見ることを願いながら過ごした日の夜は、枕をどの方向に向けて寝れば夢で逢えるのか分からない

逢いたいと思い続けて、その思いでいっぱいになってしまい、夢で逢う方法が分からないという歌です。ある方向に枕を向けると逢いたい人に夢で逢えると言われていたそうです。でも、昼の間中ずっと思い続けたので枕の方向まではもう考えられない、他に何も見えない、ということなのでしょう。「寝むかた」は寝る方向です。

#古今集 , #恋歌一 , #枕 , #寝むかた

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ちのみゆき
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