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古今集巻第十三 恋歌三 676番

題しらず
伊勢
しるといへば枕だにせでねしものをちりならぬ名のそらにたつらむ

題知らず
伊勢
枕は人の恋心を知ってしまうと言うので、枕さえしないで寝たのに、枕で立つ埃程度ではない噂が空に舞立ったようだ

枕が恋を知るのなら、しないで寝れば大丈夫と思ったのに噂が立ってしまった、という歌です。あとはあなた自身が知っているだけなのだから、漏らしたのはあなたじゃないのと言うことだと思います。

#古今集 , #恋歌三 , #伊勢 , #枕

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