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古今集 巻一 春歌上 19番

題しらず よみ人しらず

み山には松の雪だにきえなくに都は野べのわかなつみけり

美しい山にある松の木、その松の枝の雪さえまだ消えていないのに、都では野辺で若菜を摘んでいますよ

美しい山と都、松の雪と野辺の若菜が対になっています。上の句は遠景、下の句は近景で自分が若菜を摘んでいるの足元のことなのでしょう。
根拠はを示せませんが、作者は女性のような気がします。

#古今集, #春, #若菜

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ちのみゆき
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