見出し画像

古今集巻第十 物名 466番

おき火

みやこのよしか

流れ出づる方だに見えぬ涙川沖ひむ時やそこはしられむ



熾火
都良香
流れ出る方向さえわからない涙の川は沖が乾いた時にその方向や川底が見えるのだろうか

熾火(おきび)は赤くいこった炭火のことです。「沖ひむ」に熾火を詠み込んでいます。方向とか底は、涙を流した理由とか思いの先にいる人のことをさすのでしょう。

#古今集 , #物名 , #熾火 , #都良香

応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。もっと勉強したり、調べたりする糧にしたいと思います。