憧れるのをやめられない話
そのお話を聞いた時、元気がなくなっていたのはご本人よりも俺のほうだったと記憶している・・・。
あれから半年。
ありがたいことに、また撮影の機会をいただけた。
実は年末にも予定が決まっていたのだけれど、こちらの都合で直前でキャンセルに・・・💦(すいませんでした)
そんなことがあったにもかかわらず、今回また快くオファーを受けてくださって・・・優しすぎるんだよな・・・ホント嬉しいやら申し訳ないやらで。わざわざ遠くまで来て~、と、謙遜なさるけど、こちらこそすいません本当にいいんですか?の気持ちになってしまいます。
撮影のたびに思うのは、撮影歴とか、被写体さんとの付き合いとか、個人だとか事務所所属だからとか関係なく、撮らせていただけることは信頼関係あって成り立つもので、当たり前じゃないということ。自分のカメラの前に立ってくださることに、感謝を忘れないようにしていきたいですね。
割と急に決まった撮影だったため、充分に下調べができたかといえばわからないけれど、撮影場所は直感的に神楽坂に決めた。このようなことでもなければ、もしかしたら行くことはなかったかもしれない。聞けば、被写体さんも行ったことはないという。
それでも不安がなかったのは、あの雨の日から続く、被写体さんに対する信頼感と、今日まで撮影を続けてきたことにより得た、ほんの少しだけの自信のおかげ。撮れ高と時間を気にしすぎることは、何もいいことがないって、過去の失敗を反省しつつ自分に言い聞かせている。
当日、心配していた天気も快晴で一安心。混雑も想定していたほどではなく、ほどよく、といった感じ。待ち合わせ時に緊張で倒れそうになる。こればかりは、まだまだ慣れない。いつも、顔を合わせるまで、なのだけれど。
善國寺で待ち合わせて半年ぶりの再会。
大人なカメラマンになりきる(?)つもりだったのに、ついすぐ「かわいい!!」って口にしてしまうという、早速のやらかしw(すいません)
神楽坂といえば、かくれんぼ横丁や兵庫横丁などの細い路地ということで、
他の通行人の方に配慮しつつになるんだけど、石畳や塀がキレイに整備されていて素敵なロケーションでした。早めに来てロケハンしたの大正解。
メイン通りが日曜日は歩行者天国になっているようです。事前に調べて知っていたのでこういう構図も。一度撮ってみたかったやつ。
俺にもこんな作品が撮れるんだ・・・って、現像しながら感心してしまいました。被写体さんとロケーションのおかげです。
その後は外堀沿い(川ではないらしい)のカフェへ。
デッキ席でも寒く感じない気温になってくれたのが嬉しかった。それにしても、まだ2月半ばなのにね。どうしちゃったんだろ今年の冬。
東京へ来ると、高層ビルばかりで空が狭く、建物内も地元に比べれば窮屈なところが多く感じるのだけれど、開放的なこちらのカフェは、そのイメージに反していて気持ちがよく、ついつい話し込んでしまった。神楽坂のオシャレなカフェで、地元のローカルな話題で盛り上がるとか、楽しすぎたなぁ。
こちらのプリン(柔らかいタイプ)もめちゃうまでした。
初めての場所でネットだけが頼りのお店選びは大成功だった模様。
情報提供してくださっているみなさんのおかげです。
俺もよかったことは口コミ投稿していこうそうしよう。
最後は飯田橋交差点の歩道橋の上へ。
ここが、フラフラしてるうちに偶然たどり着いた場所というのがまた。
天気といい、ロケーションといい、やっぱりはるちゃんは「持ってる」なぁと思う。撮影を締めくくるのにしっくりきた。地元の撮影のときも歩道橋探ししてしまうかもしれない(?)
下に見える広い道路と大きな十字路、次々と走りゆく電車に、人生における出逢いを別れが重なり、ちょっとだけセンチな感じになりかけたけど、なんとか踏ん張る。
今回も撮影中にはるちゃんから聞けた言葉、考え方、スタンス・・・自分には持ち合わせていないものばかりで、撮影場所を東京に移した今回もまた、たくさん元気づけられたり勇気づけられたり。曰く「パワースポット」というのは、ウソでも大げさでもない、紛れもない事実。だから、今までもこれからも、憧れの存在だなぁと改めて思ったわけです。本当にありがとうございました。
神楽坂の横丁、カナルカフェさん、飯田橋駅・・・またたくさん、思い出と共に好きな場所が増えました。次の機会を楽しみに、これからも楽しく、カメラを続けられたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
model さいとうはるかさん
location 飯田橋駅周辺、神楽坂
camera ANIKI
※公開前に被写体さんから許可を得ています。