見出し画像

岩波少年文庫を全部読む。(128)「どの本がどう」ではなく、3部作でひとつの作品 アストリッド・リンドグレーン『やかまし村の子どもたち』

アストリッド・リンドグレーン『やかまし村の子どもたち』(1947。大塚勇三訳、岩波少年文庫)は、1947年から1952年にかけて刊行された《やかまし村》トリロジーの第1作です。

《やかまし村》は3部作でひとつの作品

本シリーズは内容だけでなく、また、シリーズのありかたの点でも、《ピッピ》《カッレくん》の先行両シリーズとは異なっています。

ここから先は

1,960字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?