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コワーキングスペース探訪~岩手編~

どもども。青木です。

今回は東北エリア最後の岩手編!ということで早速いってみましょー!

co-ba kamaishi

岩手県の沿岸部は釜石市にあるスペースです。
釜石市は近代製鉄発祥の地、ということで古くから製鉄業が盛んな街。新日鉄のラグビーチームが強いことで有名です。

そんな釜石市には大観音像があります。高さ43.5mの大きな観音様の後ろ側、門前町の仲見世通りにco-ba kamaishiはあります。

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入り口はこんな感じ。アサヤさんはかつて観光客向けの大食堂だったそうです。

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オーナーの宮崎さんは震災後に釜石に移住し、co-ba hanamakiに入居。ご自身でやってみたい、という想いを強くされてco-ba kamaishiをオープンされたそうです。

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中は地域のアート系の活動をしている方々の作品を展示。色んな年齢のアーティストがいて思わず頬がほころびます。

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更に奥がco-ba kamaishiのワークスペース。もともとはお土産物屋さんだったところを改装。中央上部のミシンが良い味を出しています。

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ウェブミーティング用の会議室も完備。グリーンバックも最近設置したそうです。

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2Fはワークスペースとイベント会場。この日は貸切で賑わっていました。人が映ってしまいそうだったのでこのアングルで。高い天井の開放感が素敵でした。

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かつての土産物屋さんだった頃にあった黒電話。
そしてanyplaceが!富士吉田にもまた行きたい…!

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仲見世通りは近隣の方々のアート作品が。こちらも可愛らしいですね。

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こちらはローカルベンチャーと地域おこし協力隊の方々が中心となって運営されているカフェとゲストハウスです。中のレトロな雰囲気がとても良かったので次はゆっくり泊まりに来たいです。なんでも朝早く観音様にお参りに行くと早起きの証が手に入るとか…!?

co-ba kamaishiのおもしろさは一度元気がなくなった街が息を吹き返していく感覚です。40年ほど前にできた仲見世通りは一時営業している店舗が0になったといいます。そこにco-ba kamaishiができ、カフェができ、ということで復活の息吹が聞こえるような場所でした。まるでゲームのデジモンアドベンチャーやドラクエ7のように、寂れてしまった世界をもう一度繁栄させるというようなストーリーに没入するワクワク感を感じました。ということで改めてまた宿泊しながらその空気を感じたいという気持ちになりました。

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宮崎さんとディスタンスを保ちつつ。青木が持っているのはco-ba kamaishi土産の手ぬぐいです。先般からのアートを仕掛けている団体の方がデザインし、宮崎さんが型を作られたとのことです。大事に使います!

猫ちゃんが日向ぼっこする仲見世通りを抜けて一路花巻へ。

co-ba hanamaki

岩手県花巻市は皆さんご存知宮沢賢治で有名です。街にも宮沢賢治を意識した看板やデザインが溢れています。

co-ba hanamakiはそんな花巻市、花巻駅の近くにあります。

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これまで数々のコワーキングスペースを訪問してきましたが最もイカツイ入り口。そう、ここは小友木材店という花巻でも老舗の材木屋さんの旧本社だったそうです。

ちなみに中はリノベーションがされています。大きな窓があり、日中晴れてたらとても気持ちが良いと思います(到着が夕方で曇っていたのが残念…!)。

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一部は写真のお仕事をされている会員さんのスタジオのような空間に。入り口からは想像もつきませんが、柱の証明が良い味を出しています。

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窓枠がレトロです。

こちらの運営は花巻家守舎による運営です。小友木材店の現社長、小友さんの会社。小友さんは複数の会社を経営する起業家です。

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こちらは当日ご案内いただいた外山さん。花巻の魅力を肌で感じ、移住されてきたとのこと。まだ花巻の魅力に触れられていなかった頃の青木は「奇特な人だなぁ」くらいにしか思っていなかったのです…。この後は外山さんのご案内で花巻を巡ることに。

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co-ba hanamakiの1階。とってもオシャレなレストランが入居しています。

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見つけてしまいました…。おばあちゃんがやっている団子屋さん。とっても美味しかったです!

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ゲストハウスに…

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商店街をリノベしてかわいい感じにしていたり(写真が悪いのですが、いわゆる商店街の外れの方にありました)…

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商店街からのアクセスが良いところに公園があったり。
ここで大規模なイベントもできるそうです。また、大人も滑れるスタイリッシュな滑り台があるのですが池袋のアイディアをパクったとのことです。言わなきゃわからないところを丁寧に説明される茶目っ気を外山さんに感じました。

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外観などの写真は撮り忘れました!でも「マルカンデパート フリー素材」で出てきたマルカンソフトです。10段です。大きい…!

デパートがたどってきた老朽化との戦いと閉店、市民からの復活を求める声とそこに立ち上がった花巻家守舎の皆さん…!(ストーリーが深すぎてこの記事がマルカンデパート復活記事になってしまう)

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マルカンデパート内にある花巻おもちゃ美術館。こちらも小友さんが仕掛けたもの。本当に感動したので今度はプライベートで行きます。

ということで花巻の街でした。
co-ba hanamakiが、というよりはむしろ小友さんや小友さんの仲間達の手によって花巻の街がリニューアルされていく感じが非常に面白い街でした。地方都市の中でも、元気なのが限られたスポットであることはありますがこちらは街の至るところから活気を感じられました。人口10万人の街とは思えなかったです。また遊びに行きます!


コワーキングスペースもりおか

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ついに最終目的地、コワーキングスペースもりおかへ!

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なんで私こんなに肩上げてるんでしょう…あ、まぁそんなことはどうでもいいですね。

コワーキングスペースもりおかは第1世代型コワーキングにインスパイアされた川村さんが運営するスペースです。

川村さんとは今年の頭にあった大阪でのコワーキングフォーラム2020でお会いしてから何度か仙台でのニアミスを繰り返し、やっと訪問することができました!

スペース内には川村さんが訪れたいろんなスペースのフライヤーが。

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皆大好きCO-EDOも発見。

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中はシンプルな作り。イベント等も受け入れてらっしゃるとのことです。コワーキングの歴史のお話しや他地域のコワーキングのお話、そしてチャレンジャーに優しい空間でありたい、というお話しを伺いました。
盛岡の人口は30万人。これはまだまだコワーキングも出てくる余地がありそうですね!


ということで帰仙。9時に出発して帰りは23時。岩手は日本で二番目に大きいだけありますね…!もっと余裕を持って伺えばよかったなー、もっと滞在したいなーというのが正直な感想でした。
コワーキングスペースが地域の拠点となる、というよりは「地域をこうしたい」というwillを持った人達がどんどん街を拓いていく感じ。その一つの場としてコワーキングが存在する。話が盛り上がって机やホワイトボードに画を描いて"いいじゃん!"となって企画が進む。そんな画が思い浮かぶ旅でした。

お忙しい中ありがとうございました!とっても楽しかったです!



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