(戯)君の瞳に乾杯
これは、大昔の洋画「カサブランカ」(主演ハンフリー・ボガート(ボギー))に出て来る名セリフです。
それがどうした?どうなった?
これからお話するのは、友人の話です。
ムキョカです。まぁ、時効ってもんでしょうから、書いてしまいます。
大学時代の親友、卒業してだいぶ経って二人目のかみさんもらったから、紹介するぜってんで、寿司屋に呼び出されました。(寿司ばかり食ってる気もしますが、そんなことはありません)。
友人はかなり頭髪キてましたが、かみさんはそりゃあ清楚な方でした。
寿司を3人で摘まみながら、ハナシは当然二人の馴れ初めへと…いや私が切り込んで行きました。
気の置けない仲ですので、ズケズケと質問します。「おう!そんで決めゼリフはなんだ?また例の“君の瞳に乾杯”かっ?!」私は軽いノリで言いましたが、
「……」二人とも沈黙してしまいました。
ややあって奧さんが「くやしーっ!!私以外にも言ってたのねー!!」。
…って奧さん、映画のセリフですよ。知らないの?
無理もありません。私らだって生まれる前の時代の映画。若い奧さん、知ってる筈はありません。
しかし友人よ。学生時代ギャグで言ってたセリフ、マジで使うなよ。
因みにこのセリフ、余りにクサくて、誰が言ってもギャグになってしまうので、言われた女性は「あなたの頭に献杯」と返すのがマナーだそうです。